こんばんは!
今日は、1日を通して曇りがちな天気でした。
気温も過ごしやすい暖かさで、強い日差しは雲で抑えられていたので、とても作業がしやすかったです(^^♪
逆に「涼しい」と感じ、ほんのりと肌寒さを感じさせるほどでした…。
最近は、二番茶(一番茶の次に収穫できるお茶)や来年以降のお茶づくりに関わる様々な作業を行っています。
今回投稿するのは『肥料ふり』
もう何回も投稿している「肥料」にまつわる作業ですが、良いお茶を作るためには、肥料がかかせません。
とくにお茶の最もポピュラーな品種『やぶきた』は、肥料をあげるのはもちろん虫や病気から守るなど、しっかりと手入れをすることが重要です。
全く肥料をあげなければ、品質の良いお茶を収穫することはできないのです。
早く効果が出る肥料を…
一番茶収穫後のお茶の樹は、次の芽を伸ばそうと養分をたくさん吸収しようとします。
しかし、お茶の樹が養分を吸収したがっているのに、肥料が不足してしまっていると、樹にダメージが出てしまいますね…。
たとえ芽を伸ばすことができたとしても、その芽の品質はあまり良いものではありません!
そこで、一番茶収穫後のお茶の樹が順調に育ってくれるように、肥料をあげることが大切となります(^^)/
一番茶収穫後の肥料ふりのポイントとなるのは、収穫シーズンが終わってからすぐに行うこと…。
そして、なるべく早く吸収できる、効果がでる肥料であること…。
一番茶収穫後の肥料は化学肥料がメインで、有機質肥料と苦土(微量要素)も混ぜ合わされている、バランスの取れた物を使用しています!
粒状に加工されているため、とても扱いやすい肥料です。
この肥料を、お茶の収穫シーズンが終了したら、すぐにまいていきます!
なるべく早い時期にまくことで、次に伸びて来る芽の生長の手助けをするのです。
雨を狙って…
今回まいている肥料は化学肥料がメイン。
上河内地区では、年間を通してみると有機質肥料の使用を主としているのですが、芽の収穫後の肥料は別です。
有機質肥料では、お茶の樹が吸収できる養分の形に変化するまでに時間がかかってしまいます。
そこで、植物が吸収しやすい養分の形になっている化学肥料をメインにしているのです。
※有機質肥料でも化学肥料でも、植物が吸収する養分の形は全く同じです
肥料が効率よく吸収されるのに欠かせないのが『水』
お茶の樹や植物が吸収する養分は、水があることで吸収できるので、水つまり雨が欠かせないのです。
そこで収穫後の肥料などでは、雨が降る日を事前にチェックし、雨の降る前までに行います。
家庭菜園などで早く肥料を聞かせたい場合は、肥料をまいた後、水をまいたりするのもおススメです。
過剰はダメ!
良いお茶を育て収穫するには、肥料を施すことがとても大切です。
しかしながら、肥料はあげ過ぎてもいけません。
生長を助けるはずが、逆にお茶の樹にダメージを与えてしまったり、環境に影響を与えてしまうこともあります。
そのため、お茶の樹や環境に優しい肥料を使用したり、一度にまとめて肥料をまくのではなく、生長の段階に合わせて施しています。
もちろん、必要量以上の肥料も使用していません!
品質の良いお茶を作るためには、肥料は絶対に欠かせません。
しかし、使い方を誤れば逆効果となってしまうため、適切に行うことが重要です。