日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お菓子じゃないグミ 果実『グミの実』について

「グミの実」

グミという果実をご存知ですか…?

 

「グミ」と言うと、お菓子のグミを思い浮かべる方がほとんどだと思います。

しかし、お菓子ではないグミ。果実の「グミ」があるのです!

 

グミの実、グミという果実について今回は投稿します。

 

 

旬は梅雨時期

グミの実は、グミという木に生る果実です。

ちなみにお菓子のグミと同じ言葉となっていますが、両者には全く関係はありません!

 

春になると花が咲き、サクランボに近い大きさで、ラグビーボールのような形の実が生ります。

この写真は、最近撮影したもの…。

まだ、大半の実は緑色をしていますが、ほのかに色が付き始めている実もあります。

 

旬は梅雨時期。実が赤く染まった頃が収穫のタイミングです。

 

 

グミの実の思い出

グミの実は、昔から思い出があります。

旬は梅雨時期、二番茶の収穫シーズンと重なるので、二番茶の収穫時に摘んで食べた思い出があります。

 

その味は、ちょっぴり渋味がありと酸味が強く、でも癖になる味だったことは今でもよく覚えています。

 

同じ赤色(熟した色)に見える状態でも、酸味や渋味が強いものがあり、逆に甘さが強いものもあり、完璧に熟した物を見分けるのにはコツが要りました。

 

 

種で勝手に…

上の写真のグミの木は、動物(多分鳥か何か)がグミの実を食べて、種が運ばれ、自然に生えてきたものです。

 

また、育てているわけではなく、グミの木自身の力だけで実を付けます。

 

毎年のように必ず実を付けるので、とても強い木だと感じます。

 

 

味わうなら自分で育てるのが一番

グミの実を完全に熟させてしまうと、果肉がとても柔らかくなるので、運んだりするのには向きません。

 

そのため、スーパーなどで目にすることもないですし、一般的な果実でもないので知らない方も多いです。

 

ジャムなどの加工品は、極たまに目にすることがあるのですが、生の果実はまずありません!

そのため、グミの実を食べたい場合は、自分で育てるのが一番です。