日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

あと一日で二番茶終了 お茶農家の一日について

おはようございます!

今日以降は天気が崩れるということで、昨日そして一昨日は朝から夕方まで急ピッチでお茶の収穫を行いました。

 

何とか二日で収穫を終えることが出来るかな…?

と思っていたのですが、収穫を待っている茶園はたっぷりとあり、完全に収穫してしまう事は出来ませんでした(^^;)

 

しかし、あと半日ほど収穫すれば採り切ることがので、台風の通過を待って収穫を行います!

 

まとまった雨になりそうですが、大きな影響が発生しないことを祈るのみです。

 

 

茶農家の一日

お茶農家の一日は、「露払い」から全ての作業が始まります。

一番茶時期、二番茶時期、どちらも寒暖差の大きい上河内地区では、朝になるとお茶の芽に露がびっしりと付きます。霧も発生しやすいですね…。

 

露や霧が発生することは、柔らかく香りの良いお茶が育まれる条件となるのですが、お茶の葉が濡れている状態では収穫することはできません!

 

濡れている葉を収穫してしまうと、品質の悪いお茶となってしまうため、露を払い乾かしてから収穫を行います。

 

 

露が乾いたら、次に行うのはお茶の芽の収穫作業!

上河内地区の茶畑は山の斜面にあるため、「可搬型摘採機」という機械を使用してお茶を収穫していきます。

 

2人で機械を持ち、収穫を行うものです。これなら、傾斜地でも収穫を行えるため、また価格も安いことから(約30万円)お茶を収穫する機械としては、現在最も普及している物となります。

 

 

一般的に、機械で収穫するよりも、手摘みの方がお茶の品質が良いとされています。しかし、上河内地区では機械での収穫でも手摘みのお茶と同じような品質になるように、お茶の芽の柔らかい部分だけを狙って収穫しています。

収穫後の畑には、まだ黄緑色の葉っぱが残っています。

濃い緑色の葉っぱは、古い葉っぱです。

お茶の芽と言われるのは、黄緑色の部分だけなので、茶色の枝や濃い緑色の葉っぱが混入してしまわないように収穫を行います(^^)/

 

伸びた芽の柔らかい部分だけを刈り、品質の良いお茶を生産できるようにしているのです。

 

収穫を行うのは、大体古い葉っぱがある部分から2cmほど上の高さ。約葉っぱ1枚分を残して収穫を行うことで、手摘みと同等の品質を確保しています!

 

いえ、機械ではお茶の芽の状態がベストな時にしっかりと収穫できるので、時期やお茶の芽の状態によっては機械の方が品質が良いこともあります。

 

 

収穫をしたお茶の葉は、上河内地区にあるお茶工場にすぐに運ばれます。

畑からお茶工場までは、どんなに時間がかかっても10分ほどあれば到着できる距離です。

 

収穫したての鮮度の良いお茶の芽を、すぐにお茶工場に運び込むことが出来るので、鮮度を落とすことはありません!

 

さらに運び込まれたお茶の芽は、すぐに揉まれてお茶に加工されていきます。

 

お茶を収穫し、お茶工場に運び込む…。この繰り返しが、お茶の収穫時期の一日の流れになります。

 

 

お茶工場での一日

お茶畑での一日は、露払いや収穫、お茶工場への運び込みですが、他にも行うことはあります。

 

まず、その日の収穫が終わったら、持ち込まれたお茶の芽の品質をチェックする「格付け」が行われます。

 

上河内地区のお茶工場は、「共同製茶工場」といい、みんなで協力してお茶を揉むスタイルで行っています。

属している農家は、それぞれがお茶を育て収穫を行いますが、揉むときはお茶の芽を一緒にするので、品質の高いお茶を作るために芽の品質チェックは欠かせません!

 

芽の大きさ、色・形、柔らかさなどを細かくチェック。お互いに意見を交わし合い、上河内産の川根茶を作り上げています(^^♪

 

 

他にもお茶工場ですることが…。

 

まずは『掃除』

全てのお茶の葉を揉み終わったら、蒸し機と言われるお茶の葉を蒸す機械などを掃除します。

 

現在、上河内地区では3つの掃除班があり、3日に一度のペースで交代しながら掃除をしています。

 

 

次は『揉み番』

「お茶を揉む当番」ということで、『揉み番』と言っています。

 

お茶は、畑でお茶の樹を育て収穫するだけでは、私たちが飲めるお茶にはなりません!

お茶工場で加工することで、ようやく『お茶』となるのです。

 

もちろん、お茶の樹を育てることも、収穫することも大切ですが、お茶を揉むことも大切(^^)/

2人1組で、お茶工場でお茶を揉んだり、揉んだお茶を農協へ出荷したりしています。

 

 

この2つがお茶工場での主な作業…。

上河内地区は、「共同製茶」というみんなで協力してお茶を揉むスタイルをとっていることで、お茶の品質を高め均一にしたり、作業を楽にしたりしています。

 

もし個々にお茶を揉んでいたら、1日中収穫を行い、夜はお茶工場でお茶を揉むことに…。それぞれ大変な作業です。

共同製茶のスタイルで、お茶工場での様々な作業を当番制にすることで、休める時間を確保しているのです。

 

ちなみに共同製茶は、お茶を揉むときは、ガスや電気など光熱費もかかるので、コスト面でもメリットがあります!

 

 

あと1日

お茶の収穫はあと1日…。

明日か明後日のどちらからで、二番茶の収穫と製造が終了します!

 

最後の最後まで気を抜かず、良いお茶となるように頑張っていきます。