日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

イノシシのお話

8月のスポーツと言えば高校野球

組み合わせが決定し、いよいよ来週からは熱い戦いが始まりますね…。頑張れ静岡高校!!

 

こんばんは!

相変わらず暑い日が続いていますね…。この頃のたっぷりの日差しと、暑さにより、お茶の芽はグングンと生長しています。

 

そろそろ、三番茶芽を守るために1回目の農薬散布を行うことになりそうです。

(近いうちに農薬についての投稿もしたいと思っています)

 

お茶の芽は順調に生長中ですが、今回の投稿はお茶からは少し離れて、野生動物の「イノシシ」についてのお話となります。

 

 

野生動物の王者イノシシ

イノシシは野生動物で最もポピュラーな種類だと思います。

 

もちろん、シカやクマ、サルなど他にも多くの野生動物が生息していますが、狩猟で注目を集めるのは「イノシシ」「シカ」がメイン。農作物への被害も「イノシシ」「シカ」が多いですね。

現在イノシシはその個体数を増加させています。

まず、山間部の地域ではイノシシを見かけることが多いですし、畑にはイノシシなどから野菜を守るための囲いをしてある光景をよく見かけます。

 

もちろん、川根町も例外ではありません。

おかのや農園のある上河内地区では、地域の茶園(約8ha)が高さ1mほどの柵でグルっと囲われています。

 

これは、イノシシなどの野生動物が侵入してくるのを防ぐためです。

※茶畑の土の中には、ミミズなどの生物がたくさんいます。それらを狙って土を掘り返すので、お茶の樹を荒らされてしまったり、斜面を掘り起こされてしまう事があります。その際、お茶の樹の枝をよく折られてしまいます…。また掘り起こされた斜面は土砂崩れの危険性を高めてしまうため、非常に厄介です(>_<)

 

また、たまに住宅街などに現れたり、襲われたりしてニュースになることもありますね。

今回は、そんな野生動物の王者「イノシシ」にスポットを当てます。

 

 

実は昼行性

問題です。

イノシシは夜行性の動物でしょうか…?

 

正解は✖

イノシシは、実は昼行性。本来は昼間に活動する動物なのです。

 

夕方まではしっかりと育っていた野菜が、朝になると荒らされていたり、夜中に車を運転中に見かけたことがあるかもしれません。そのため、夜行性の動物を思われがちなのです…。

 

では、なぜ夜や早朝に活動するのか…。

それは、イノシシが非常に憶病な性格だからです。

 

人の匂いや気配がしたり、普段と違う匂いがしたり物があると、とても警戒する動物です。鼻が利くので、ちょっとした匂いの違いも敏感にキャッチします。

 

憶病な性格なので、日中は山奥や藪などに隠れ、日が暮れたり早朝の時間に活動することが多いのです。

 

 

しかし、中には日中に活動する個体も…。

特に住宅街に出没しニュースになるような個体は、大半が日中も動き回っています。

 

このようなイノシシをもし見掛ても、絶対に近寄ってはいけません。

イノシシは憶病な性格なので、このような状況下では興奮状態…。襲ってくる可能性がとても高いです。

 

また、日中に堂々と畑の農作物を荒らすイノシシは、人間に慣れている個体がほとんどです。

”活動しても安全”という認識を持っているため、農家にとっては非常に厄介な個体となります。

 

 

突進×牙×噛みつき

イノシシと遭遇した際に怖いのが「突進」

大きなイノシシは体重が100㎏ほどになることもありますし、早いスピードで突進されたら命に関わります。

 

そのため、イノシシと遭遇した際は体を安全な場所に隠すことが重要です。

車に乗っていれば、絶対に車外へ出てはいけませんし、徒歩の場合であれば電柱などの陰に隠れるのが良いでしょう。

 

もちろん、イノシシの出没情報を聞いたら、出歩かないようにするのが一番ですが…。

 

また、突進された際にさらに怖いのが『牙』

イノシシには鋭い『牙』が生えています。牙の生えた顎をしゃくるように攻撃してくるため、非常に怖いです。

 

大体、大人であれば太ももの辺りを狙って攻撃してきます。

 

さらに、噛みつき攻撃してくることも…。

イノシシは、硬い食べ物でもかみ砕きます。歯やあごの力がしっかりしているので、噛みつかれた場合は大怪我は免れません…。

 

小さな個体でも、ウリ坊であっても非常に力が強いので、「可愛い」と感じても決して手を出さないようにしてください!

 

 

爆発的繁殖力

最近のイノシシは、非常に繁殖力が強くなっています。

イノブタ(イノシシとブタの雑種)が野生化し、野生のイノシシと交尾したことで、繁殖力が強まったとされています。

 

一度に産む子どもの数は6匹前後(個体によります)

さらに、1年に2回(春と秋)に産むこともあります。

とても繁殖力が強いです…(-_-;)

分かりにくいですが、写真の右下にウリ坊(イノシシの子ども)が2匹写っています。

 

この写真は、トレイルカメラで撮影した映像から画像として取り出したものですが、映像で見た際は最低4匹のウリ坊と大人のイノシシ1匹が映っていました。

 

きっと今年の春にウリ坊を生み、現在子育て中のイノシシの群れでしょう…。

 

ウリ坊の時は、まとまって群れで行動しているので、ウリ坊を見かけた時は数匹単位であることが多いです。

 

 

爆発的な繁殖力を持っているため、どんどん増え生息域や生息数を増やしていますが、逆に増えすぎてしまうとエサ不足などに陥ってしまう事もあるでしょう…。

 

他の動物の住処が奪われたり、住宅地に出没したり、畑の農産物を荒らしたりなどの影響も発生しつつあります。

 

必ずしも個体数が増えることが、良いこととは限らないと私は思っています。

 

 

注意のシーズン

秋はイノシシの繁殖シーズン。

また、冬を耐えられるようにたくさんのエサを食べるシーズンでもあります。

 

そのため、活動が活発になりますし、同時に気性も荒くなります。遭遇すると危険なシーズンです。

 

もちろん、イノシシだけでなくクマなども活発に動き回る季節…。

野生動物の力はとても強く、人間がコントロールできるような生き物でもありません。

 

ご注意ください!