日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

足跡から判断 シカとイノシシの足跡について

昨日は静岡市で23℃まで気温が上がり、季節外れの暖かさとなりました。寒さに慣れてきたこの時期の体では、「暖かい」というよりも「暑い」と言った方がいいかもしれませんね…(^^;)

 

川根町上河内地区では16℃ほどでしたが、それでも平年より気温が高い状況となっています。

 

さすがに暖房なしでは過ごしにくいですが、暖房の効きが良いですね。そのため、灯油の消費量や光熱費を抑えることは出来ていそうです!!

環境にも財布にも優しいかな…と思っています。

 

ただ、寒暖差が大きいですし、今後冷えることも予想されています…。

そのため、体調管理や作物の管理には注意していきたいと思います。

 

 

野生動物の痕跡から

山間部には多種多様な野生動物が生息しています。

川根町上河内地区で見られる代表的な野生動物は「イノシシ」「日本シカ」「カモシカ」「タヌキ」「アナグマ」などなどですね…。

 

クマがいないのは幸いです。

 

姿を見れば、どのような動物か判断することは簡単ですが、実際は生で姿を見るよりも居た痕跡を目にすることの方が多いです。

農作物に被害が出た際は、その荒らし方などでどんな野生動物が来たか予想することも出来まね…。

 

お茶の場合であれば、土を掘り返しお茶の樹を跳ね上げてあれば”イノシシ”の仕業。お茶の樹の枝がへし折られていたり、葉っぱが食べられていたら”日本シカ”か”カモシカ”の仕業の可能性が大きいです。

 

野菜などであれば、食べられ方でどんな動物が来たのか…ある程度の目星を付けることもできます。

 

しかしこれらの方法は、野生動物の種類を予想する方法のほんの一部…。

他にも野生動物の痕跡から、どんな種類が来ていたのか判断する方法はあります。

 

その代表的な方法の1つが「足跡」です。

今回は、野生動物の王者とも言われる”イノシシ”と”日本シカ”の足跡の違いを説明したいと思います。

 

 

日本シカの足跡

まずは、日本シカの足跡です。

土にくっきりと窪みが出来ていますが、これは日本シカの足跡になります。

カモシカも同じような足跡ができます。

 

2つの楕円状の窪みが出来ていますね!

シカは蹄がある動物なのですが、楕円状のツメが2つ並んでいるため、足跡がこのような形になります。

 

他にも『副蹄:ふくてい』と言われるツメもあるのですが、これは少し高い位置にあるため、地面に跡として残ることはありません!

 

もし、楕円状の爪痕が2つ並んでいた場合は「日本シカ」か「カモシカ」の足跡と考えて良いでしょう!

ただ「カモシカ」に関しては、まだ生息域がそれほど広がっていないため、可能性としては「日本シカ」の方が高いと思われます。

 

 

イノシシの足跡

次に紹介するのはイノシシの足跡です。

イノシシも蹄を持っている動物なので、条件さえそろえばくっきりと足跡が残ります。

 

最近は首都圏でイノシシが出没した…というニュースを見聞きすることが多いですが、もしイノシシの足跡らしき物を見つけた時は、注意した方が良いかもしれませんね…(>_<)

 

そんなイノシシの足跡はこちらです。

シカと同じく、大きな2つの楕円状の跡が付いています。

ただ、シカと違うのは大きな楕円のほかに、小さな丸い窪みも出来ています!

 

少し分かりにくいので、窪んでいる部分を線で囲ってみました(^^)/

こちらがシカの足跡。

そしてイノシシの足跡です。

 

見比べてみると、意外とその形が違っているのが分かると思います!

 

イノシシの足跡で見られる小さな窪みは『副蹄:ふくてい』と言われる物になります。

シカと違い副蹄が低い位置にあるため、跡としてくっきり残るのです。

 

そのため、イノシシとシカは同じ蹄を持つ動物でありながら、それぞれに特徴があるため足跡から判断をすることが可能となります。

 

もし、2つの大きな楕円の後ろに小さな爪痕が2つあった場合は、イノシシの足跡の可能性が高いため、注意が必要ですね…。

体が大きい個体ほど足跡も大きくなるため、大きなイノシシの足跡があった場合は、特に注意が必要です。

 

 

最後に…

動物の足跡からその種類を判断するのは、慣れれば意外とできます(^^♪

ただし、足跡がくっきり残っている場合は稀といえるでしょう…。また個体や大きさ、土の状態により残った形が違う事もあります。

 

そのため、シカであれば2つの楕円状のツメ…イノシシであれば2つの大きな楕円状のツメと小さな2つのツメ…というように特徴を知っておくことが、足跡から野生動物の種類を判断するポイントです。

 

姿は見えなくても、足跡からそこにどのような動物がいたのかを感じ取ることができるため、なかなか面白いのではないかと思います。