こんばんは。
今日は1日を通して曇り空…。時より小雨になる空模様でした。
気温も昨日と比べると、ずいぶん肌寒く感じるほどに。
台風以降、秋の空気に一気に変化したように感じます。
朝晩の冷え込みも少しずつ厳しくなっているため、山の木々の色合いも徐々に変化しているように感じます。
山が色付く季節も、もうすぐそこまでやって来ている10月中旬です。
ただし、台風による大雨で土の中にはたくさんの水分が含まれている事でしょう。
しばらくの間は、大量の雨が降らないことを祈るのみです!
灌木であるお茶の樹
お茶の樹は、平地や山の斜面にキレイに植えられているのを目にするのがほとんどです。
収穫や管理作業が行いやすいように、あるいは品質を良くするためや病害虫防止の観点から、カマボコ型に刈り整えるため、背の高いお茶の樹を目にすることはありませんね…。
ただ、上へ上へと伸ばすように育てても、街路樹のように大きくなることはありません!
お茶の樹はあまり背の高くならない灌木(低木)なのです。
お茶の樹の原産地である中国には、樹齢数千年のかなり大きなお茶の樹もありますが、基本的には人の背丈を少々超える程度の高さほどしか生長しません。
山の木の下に…
お茶の樹はあまり背が高くならないため、山を覆いつくすような植物にはなれません。
背の高い木々の下で育つような植物になります。
今でも、山を歩いていると所々でお茶の樹を見かけます。
このようなスギが植えられた山などでも、背の低い植物は数多く生えています。
茶畑で育っているイメージのあるお茶の樹ですが、この中にもお茶の樹があるのです。
ただし、生えているといっても、茶畑のお茶の樹とは雰囲気が全く違います!
そんなお茶の樹はこちら↓
枝の数は少なく、背丈も低いです。
やはり、日の当たり方は不十分ですし、ほかの植物もあるため生長が抑えられているのでしょう。
なぜ、茶畑でない所にお茶の樹が生えているのか?ですが
・もともとお茶の樹が植えられていた
・動物などの力により種が運ばれた
これらの可能性が考えられます。
ただ大半の場合は、お茶の樹が人の手によって植えられていた…という可能性の方が高いと思われます!
昔の名残かな…
お茶の樹は昔から有用な植物として用いられてきました。
その際に、育てていたお茶の樹の痕跡が僅かに残っているのでしょう…。
昔はお茶の種を蒔き、お茶の樹を増やしていました。
この方法では、お茶の樹一本ごとに特徴が異なった樹が生まれます。
品質の良いお茶の樹もあれば、不味いお茶の樹も…。病気に強い樹もあれば、弱い樹もあった事でしょう!
自然に病気や害虫の被害で淘汰されたり、日当たりが悪くなったことで順調に育つことができず枯れたり…。そのため、僅かに小さなお茶の樹が残っている程度になります(^^)/
途中で種を付け、新しい世代に代替わりしてきた可能性も高いですね…。
山の中でお茶の樹を見かけた際は、かつて人の手によってお茶の種が運ばれ、植えられた歴史を感じることが出来ます!