こんばんは。
今日は夕方にお日さまの光が射す時間帯がありましたが、やはり雲が主役の空模様となりました。
午前中には小雨が降る時間帯もあり、そろそろ1日を通して晴れてほしいものです!
毛布やこたつ布団を干して、冬に向けた支度をしていきたいと思います。
秋を感じる時は…?
皆さんは、どのような時に秋を感じるでしょうか…?
サンマやクリ・柿などの秋の味覚、新米やキノコ類など旬の物を食べた時…。
あるいは、運動会や文化祭、地域のお祭りなど行事が行われる頃。
気温が下がった事を直に感じる時…。
人によって秋らしくなったと感じる物や出来事、タイミングは様々だと思います(^^)/
私は今日、近所の家でキンモクセイの花がたくさん咲いているのに気が付きました。
キンモクセイの甘い強い香りが漂ってくると、心が少し和らぎます(^^♪
木の近くで香りを楽しむのも良いですが、個人的には風に乗ってほのかに香ってくるキンモクセイの匂いが好きです!
植物の変化からも秋になったことを強く感じますが、最近は動物の面からも秋を感じさせる出来事が…。
秋に鳴くシカ
川根地域には様々な動物が生息、イノシシや日本シカなどは個体数が大幅に増加し、農作物や農地に悪影響を及ぼすことも多くなってきています。
特に夜道を車で走行していると、シカかイノシシは必ず見かけます。
動物の動きに注意しながら運転しなければならないため、少し神経を使いますね…。
そんな野生動物たちですが、秋は繁殖期のシーズンでもあります。
イノシシは秋から冬にかけて繁殖期になるため、気性が荒くなったりすることもあり注意が必要な時期に…。
そして、シカも秋からは繁殖期になります。
シカは繁殖期になると、「フョーイ」「フヨーイ」というような甲高い声で鳴くようになります。
鳴くのはオスのシカのみ!
メスを求めて山を動きながら、甲高い声で鳴きます。
茶畑で作業をしていると、山のどこからか鳴き声が聞こえてくるため、シカが活動していることを実感します。
ただ、甲高くて大きな声で鳴くため、非常に遠くまで鳴き声が響くのですが、夜に近くの山で鳴かれると睡眠中に目が覚めてしまう事も…。
シカは昼夜問わず活動と休息を繰り返す動物なので、夜に鳴くのも当然のことですが、夜中だけは勘弁してほしいものです(>_<)
日本の文化とシカ
シカは秋になると繁殖期を迎え、鳴くようになりますが、日本の文化にもその特徴が表れています。
1つは百人一首!
「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき」
という歌があります。
秋という単語からも、紅葉という言葉からも秋をビシビシと感じますが、シカの声を聞くのも秋になってからなので、この点からも秋らしさがにじみ出ています。
ただ、奥山は人里離れた山奥…という意味らしいため、山のどこかから微かに鳴き声が聞こえてくるのかな…と思います。
実際に、すぐ近くで鳴かれると風情よりも少しうるさく感じることもあり、遠くから微かに聞こえてきた方が風情を感じますね(^^♪
もう1つは「花札」
花札の10月の札は、紅葉。一番点数の大きい10点札はシカも描かれています。
「紅葉にシカ」が花札の10月の札になるのです!
まとめ
シカが鳴くのは繁殖のため。
そして、繁殖のシーズンは秋からなので、気温が下がり秋らしくなってくるとシカもなくようになります。
※夏の間にシカの鳴き声を聞くことはありません。
遠くまで響かせるためなのか、甲高く大きな声で鳴くため、山深い場所で鳴いていても微かに聞こえてきます…。
茶畑で作業をしながら、時々シカの鳴き声が聞こえてくると、秋だなぁ…と感じてしまう田舎暮らしです(^^)/