こんばんは。
今日はお昼過ぎからは雲が広がりました。久しぶりに曇り空となりましたが、最近は本当に良い天気が続いています。
10月の曇りがちの天気がウソのようです(^^♪
ただ、空気が乾燥していますし、雨も少ないと土も次第に乾燥して来るでしょう…。そのため、適度に雨は降って欲しいものですね!
近年は、天気が悪い時と晴れの日が続く時と両極端に分かれているように感じます。
幼木の様子
今年の春先に植え付けを行ったお茶の樹…。
植え付けたお茶の苗は、20・30㎝ほどの高さ、枝の数も数本の小さな物です。
そのため、植え付けたお茶の苗のことを『幼木:ようぼく』といい、植え付けを行った畑のことを『幼木園:ようぼくえん』と言います。
幼木を5~6年ほど育てると、大人のお茶の樹と同じくらいの大きさになります。
それまでは、お茶の樹が伸びている範囲よりも土が見えている部分の方が広いですね。
植え付けから半年ほどが経過した現在の様子がこちら…
緑色の葉っぱは20枚程度は開き、枝の数も増えました(^^)/
ちなみに、植え付け直後はこんな感じでした。
半年ほどで、2倍ほどの大きさに育ちました。
ただ、大人のお茶の樹と同じ大きさになるまでには、まだまだ時間がかかります…。
順調に大きく育つためには、植え付けた年や2年目の生長が特に重要になるため、しっかりと手入れを行うことが大切です。
まだまだ、土が見えている部分の方が圧倒的に広いですが、少しずつ横にも伸び、カマボコ型のお茶の樹になるのです。
ボルドー剤の散布
この幼木を対象として、ボルドー剤の散布を行いました。
実は、幼木は冬から春先にかけて発病・蔓延しやすい『赤焼病:あかやけびょう』の被害を受けやすいのです(>_<)
赤焼病は、強い風が吹いたりして葉っぱが傷付き、その傷口などから病原菌が侵入することで感染が広がるとされています。そして、今後の季節は強い風が吹く時期に…。
幼木は風に吹かれやすい特徴があります。
まだ枝が細く風を受けやすいため、葉っぱ同士が擦れやすいのです。
そのため、赤焼病菌が侵入しやすい状況に…(>_<)
さらに、この病気は発病してしまうと治すことは困難です。
発病した葉っぱは、枯れて落ちてしまうため、生長に悪影響も出てきてしまいます。
今後の順調な生長に、大きく影響する重要な時期に、この病気が蔓延してしまうと生育が1年・2年と遅れることも…。
そのため、しっかりと守ってあげることが重要なのです(^^)/
今回も、有機栽培でも使用できる『ボルドー剤』を使用して、赤焼病の対策を行いました。ボルドー剤を散布することで、菌が侵入してくるのを防ぐことが出来ます。ただし、あくまでも菌の侵入を防ぐ効果があるだけ!
※すでに感染した葉っぱの内部にいる菌を退治することは出来ません。
そのため、散布するタイミングが重要です。
幼木は赤焼病に弱いため、秋から冬にかけて、2月中旬頃から3月にかけての発生しやすい時期に合わせるように散布を行います。
少しでも元気に育つことが出来るように、しっかりと手入れをしていきたいと思います。