日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

幼木園の生長状況 9月編

こんばんは!

今日も蒸し暑く、残暑厳しい一日となりました…(^^;)

 

昨日と比べると気温は同じくらいでしたが、風が弱くジメジメとした空気だったため、余計に暑く感じました。

 

まだまだ、暑い日が続きそうですね。

暑さによる疲れが、だんだんと溜まっていきそうな感じがします。

 

残暑と体調にはお気を付けください!

 

 

幼木も生長しました

お茶畑を見ると、カマボコ型の列が何通りもあると思いますが、最初からそのような形になっている訳ではありません。

 

茶畑の最初は、高さ30㎝にも満たない小さなお茶の苗木から始まるのです(^^)/

今年の春に植えたお茶の樹…。

大人のお茶の樹と同じ大きさになるまでには、7年ほどの時間がかかります。それまでは、幼い樹ということで「幼木(ようぼく)」と言っています。

 

ちなみに、幼木状態のお茶畑のことは「幼木園」と言います。

 

お茶の苗木を植え付けてからは、雨が少ない日が続き、葉っぱが枯れてしまったこともありました…(>_<)

 

しかし、5月になると一気に新芽が…!

完全に枯れてしまったように見えた時もありましたが、根をしっかりと張るために水分を消費する葉っぱを、一時的に枯れて落としたのです。

 

新芽が出てきた時は、黄緑色の細い列が何本も浮き上がったように見え、ホッとひと安心…(^^♪

それからは、数回に分けて肥料を上げたり、草を取りながら育ててきました!

 

そんな現在のお茶の幼木の姿がこちら…。

少し大きくなり、葉っぱの色も濃くなりました(^^)/

濃い緑色でツヤツヤとした葉っぱなので、健康に育っています!

 

遠くから見ても、1つ1つの幼木の存在感が強く感じられるようになりました。

 

 

茶畑づくり

今後の幼木の手入れとしては、秋の肥料を撒き、こまめに草取りを行い、冬を越します。

 

そして、来年も収穫は行わず、丁寧に育てていくのです(^^)/

 

収穫が出来るようになるは、3年後くらいになるでしょう…。

まだまだ小さいお茶の樹ですが、来年には樹と樹の隙間がなくなり、お茶の樹同士がくっつきます!

 

そして、上へ横へと枝を伸ばし、大人のお茶の樹と同じくらいの大きさになるのです。

 

幼木の時は、根っこが張っている範囲も狭く、とても繊細です。

過剰なストレスを受けると枯れてしまったり、生長が遅くなってしまうため、丁寧に育てることが何よりも重要となります。