日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

ボルドー剤の散布

こんばんは!

今日も蒸し暑い1日になり、お昼頃には雨も降りました。

 

雷もゴロゴロと鳴っていたため、天気が崩れやすい状態だった今日は、常に空模様を気にしながらの作業となりました。

 

季節が移り変わる頃は、雷雨や激しい雨になることがありますが、空では夏の空気と秋の空気がぶつかり合っているのでしょうか…?

 

まだまだ残暑が厳しいので、少しずつでも涼しくなって欲しいところです。

晴れていても天気が急転することもあるので、お気を付けください!

 

 

ボルドー剤で栄養補給

ボルドー剤は農薬の一種ですが、成分には石灰が含まれているため、植物が生長するときに必要な微量要素を補給することも出来ます。

 

ちなみに秋の味覚ブドウは、石灰分を好み、病気にも弱い作物…。

そのため、ブドウ栽培では使用されることが多い農薬です。

 

ボルドー剤の中に石灰が含まれているため、病気から植物を守ると共に石灰を補給する役割もあるのです(^^)/

 

そんなボルドー剤ですが、お茶の栽培でも使用します。

健康なお茶の樹を育てるためには、石灰などの微量要素が必要不可欠です。

 

もし、微量要素が不足してしまったら、葉っぱの色が悪くなったり、薄く弱々しい葉っぱになってしまいます。このような状態では、元気に光合成が行えないだけでなく、病気や害虫の被害にも遭うことが多くなってしまうのです…。

 

そこで、微量要素を補給する目的と、病気を防ぐためにボルドー剤の散布を行いました。

梅雨時期などは、病気から守ることを主目的に散布することがありますが、今回は微量要素を補給することの方がメインです(^^♪

 

 

ボルドー剤で病気対策

ボルドー剤は昔から使用割ている農薬ですが、農薬の中でも極めて安全性が高い物になります。

 

有機農業でも使用できる農薬で安全性が高く、さらに適切に使えば効果もバツグン!!

農薬の中では極めて優秀な物になります。

 

ボルドー剤は病気を防ぐ農薬になるのですが、病原菌が葉っぱの中に侵入するのを防ぐことで、病気になるのを防いでいます。

※病原菌が侵入するのを防ぐ農薬のことを「予防剤」と言います。逆に、病原菌が侵入した後でも効果がある農薬を「治療剤」と言います。

 

例えるなら、ボルドー剤はマスクのような物…。

花粉症などの季節では、花粉などが入ってこないようにマスクをする方も多いと思いますが、それと同じで葉っぱの中に病原菌が入るのを防いでいるのです。

 

ボルドー剤は、ネオニコチノイド農薬(殺虫剤ですが…)のように浸透移行性はありませんし、お日さまの光や時間の経過で確実に分解されます。さらに、虫に対しては影響がないので、人にとって安全なだけでなく環境に対しても優しいのです。

 

 

・安全性が高い

・虫や周りの環境にも優しい

・病気を防げて、微量要素の補給も…

これらの特徴がボルドー剤のメリットです。

 

 

ただし、病原菌の侵入を防ぐことで病気になるのを防いでいるため、すでに病原菌が侵入していたら病気の発病を防ぐことが出来ません…。

そのため、散布するタイミングが重要になり、使いこなすのが少し難しい物でもあるのです。

 

日々変化する植物の状態を観察しながら、「ここだ!」という日に行う必要があります。

 

 

たくさんの虫を見るように

現在は、ボルドー剤を散布していますが、茶畑では多くの昆虫を見るようになりました。

 

トンボも何種類か見かけますし、茶園の周りで咲いている花にはチョウも来ています。

動きが早いので、撮影するのがなかなか難しいですね…(^^;)

 

そして、秋の虫の代表格「コオロギ」も見かけるようになりました!

セミからコオロギやスズムシにバトンタッチする時期が近付いているのかもしれません。

 

 

彼らの存在をしっかりと守っていけるように、安全で昆虫に優しい農薬や肥料を使用してのお茶づくりを、続けて行けるように頑張ります(^^)/