日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

お茶の実採取

11月もすでに9日間が過ぎました。

つい先日11月になったような感じがするのですが、カレンダーの日付は当然9日。あっという間に時間が過ぎているように感じます。

 

これから年末にかけては忙しく、同時に時間がとても短く感じる季節に…。

時間を有意義に使うためにも、最低限行うことは”やることリスト”などを作り、忙しさに飲まれないようにしたいと思います!

 

特に、年賀状の作成に関しては、いつも12月下旬…。クリスマスを過ぎてから取り組む事もあるため、今年こそはしっかりと準備していきたいと思います(^^;)

 

 

茶の実

お茶の花がちらほらと咲く季節になっています。

花が咲けば、もちろん実がなりますが、お茶の実は花が咲いてから成熟するまでに1年もの時間がかかるのです!

 

つまり、今実っているお茶の実は、1年前に咲いた花によるもの…。

他の植物と比べても、花が咲いてから実が熟すまでにかなりの時間がかかる植物なのです。

 

そんなお茶の実は、このような形でお茶の樹の枝になっています。

これは、熟す直前のお茶の実…。

まだ表面が緑色をしている殻に包まれています。完熟すると、緑色の殻が割れ始め、色も茶色く変化していきます。

 

そして、この緑色の殻の中に、茶色く丸いお茶の実が入っているのです(^^)/

緑色の殻が割れて、中に入っている茶色のお茶の実が僅かに顔をのぞかせています。

 

ちなみに、この茶色のお茶の実を使って、遊ぶことも可能です!

丸く軽いためパチンコの玉にしたり(やったことはありませんが…)あとは、お茶の実同士を押し合いつぶれた方が負け…というお茶の実相撲など…。工作にも使用できる面白い実になります。

 

さらに、お茶の実を使用して油を搾ることも可能なのです(゚д゚)!

お茶の樹はツバキ科…。ツバキの実からは椿油が採れるように、お茶の実からもお茶の油を採ることが出来ます。

 

いずれ、お茶の実から油を採ってみたいものです。

 

 

種から栽培に挑戦

僅かに実ったお茶の実を採取。

殻を割り、お茶の実を1つずつ取り出し、現在は冷蔵庫で保管中です。

緑色の殻は硬いため、ペンチで中の実を割らないように気を付けながら、1つずつお茶の実を取りだしていく地味な作業…。

 

こんなことを行ったのは、お茶の実からお茶の樹を育ててみたいと思ったからです。

 

 

お茶の樹は、『挿し木:さしき』という方法で増やすのが一般的です。

その方が、品種の特徴が同じで、さらに早く大量に苗を増やすことが出来ます。

 

逆に種で増やすと、品質や特徴がバラバラに…。

例えば「やぶきた」という品種のお茶の樹の実を蒔いて育てたとしても、「やぶきた」と全く同じ特徴を持った樹には育たないのです。

 

そのため、品質を一定の物にするために…。○○という特定の品種のお茶の樹を増やすために、お茶の樹を増やす時は、同じ品種を増やすことのできる『挿し木』という方法により、苗木が作られます。

 

これは、桜やブドウなどの果樹にも当てはまります。

種で増やすと、品質や特徴が変わってしまうため、挿し木・接ぎ木という方法で増やされています。

 

 

しかしながら、全く種でお茶の樹を増やさない訳ではありません。

例えば、品種改良を行うためには、種を蒔きお茶の樹を育てていく必要があります。

 

親と違った特徴や品質を持ったお茶の樹に育つため、病気に強い樹・弱い樹、寒さに強い樹・弱い樹、早く芽が出る・遅く芽が出る、美味しい・不味いなどなど、特徴がバラバラです。

 

種を蒔きたくさん育ったお茶の樹の中で、品質がよく優秀な物を選抜していくのが、お茶の樹の品種改良の方法となります!

 

 

目指すのは…

今回は「種からお茶の樹を育てる」ことを通して、種から育ったお茶の樹の違いを楽しんだり、行く行くは「オリジナルの品種を作りたい!」という思いがあります。

 

その第一段階がお茶の実を集めること!

 

お茶の品種改良は、専門の機関でも20年ほどは時間が必要になる作業となります。

非常に時間がかかりますし、品質の良いお茶の樹を見つけ出すのはさらに難しいです。

 

そのためオリジナル品種の作成は、種からお茶の樹を育てることを、育ったお茶の樹の違いを楽しみながら、時間をかけて行っていきたい目標の1つです。

 

第一段階は、お茶の実を集めることでしたが、実を蒔かなければお茶の芽は当然出てきません!

 

第二段階は、お茶の実を蒔くこと(^^)/

11月下旬から12月頃にかけて、行っていきたいと思います。