こんばんは!
今朝は久しぶりに氷点下一歩手前まで気温が下がりました…(-_-;)
気温が2℃を下回ると霜が降りやすくなり、霜が降りるとお茶の新芽に影響が出てしまいます。
そのため
「霜が降りないか…」
「どこまで冷え込むのか…」
昨夜はとても気になっていましたが、今朝茶畑を見ると霜は降りていませんでした!
防霜ファンがちゃんと稼働し、さらに僅かに風が吹いていたのでしょう…。
霜が降りるために必要な条件が整わなかったことで、今回は霜が降りずにすみました(^^;)
この時期に霜に遭うと生長が遅くなったり、充実した新芽が枯れてしまう事もあるため、遅霜や冷え込みがとても気になるのはお茶農家あるあるでしょうか…。
今後は再び暖かな気温の日が続くため、一気に生長が進んでいくものと思います!
ポットでお茶の樹の栽培
お茶の樹は3月頃に植え付けるのが一般的です。
3月は少しずつ気温が上がり始め、土の温度も少しずつ上がり始めます。
気温と土の温度が上がり始めるとお茶の樹は新しい根っこを伸ばすため、本格的に暖かくなり始める3月が植え付けの適期となるのです(^^)/
昨年はお茶の樹の改植を行いましたが、苗木を植え付けたのも3月上旬でしたね…。
畑に植え付ける場合は3月頃がベストとなりますが、ポット(鉢)などで栽培する場合も3月頃がベストです!
今回はプラスチックのポットにお茶の樹を植え付けたので、その様子を投稿したいと思います(^^)/
水はけ・水もちを重視 土は酸性に…
植物は種類によって好む土の酸度が異なっています。
多くの植物は中性であるpH7~ちょぴり酸性pH6くらいを好みますね。
しかし、お茶の樹はもう少し酸性の土を好む特徴がありますね!
具体的にはpH4~pH5を好むとされています。お茶の栽培指導書にも、土をpH4~pH5が適していると書かれています!
お茶の樹は中性の土でも全く育たないわけではありません。しかし、生育は悪くなる特徴があるのです!
ちなみにブルーベリーなどもお茶の樹と同じくらいの酸度の土を好むとされています(^^)/
そのためポットでお茶の樹を育てる場合は、少し酸性の土を準備します!
ホームセンターなどでブルーベーリー用の培養土が販売されていますが、この培養土を使用するのもおすすめです(^^♪
他にも、水はけを良くするためにポットの底に敷くための鉢底石。または鹿沼土なども準備します。
ちなみに今回は自分で培養土を作りました!
土を酸性にしたいので「ピートモス」という資材に、腐葉土と堆肥を混ぜてお茶が好む土にしてあげます。
ちなみに野菜用の培養土などを使用する時には、赤玉土やピートモスを加えて、少し土を酸性にするのがおススメです(^^)/
また土を酸性にするほかに、水はけ・水もちを良くするのもポイントとなります。
余分な水分は排出されるように鉢底石はしっかりと敷きます。
ただしお茶の樹は乾燥は苦手なので、しっかりと水分を蓄えられる土を準備しましょう。
植え付け作業編
土などの準備が出来たら、いよいよお茶の樹を植え付けていきます!
まずはポットに鉢底石を敷いていきます。
ポット(鉢)の底がしっかりと隠れるくらい敷き詰めるのがポイントです!
続いて土をポットに入れていきます…。
ポットの半分くらいの位置まで一気に土を入れます。
ポットの上まで一度に土を入れてしまうと苗木を植え付けるのが大変になるため、半分くらいの位置までにしておくのが重要です(^^♪
続いて行うのは苗木の準備…。
今回は野菜の苗のように、ポットに植えられたお茶の樹を植え付けました。
このようなお茶の樹の場合は、一度根を解してから植え付けた方が良いと思います!
少し根が切れてしまっても問題ありません。
固まった根っこをしっかりと解し、隙間が出来るようにします。
これで苗木の準備は終了!!
土を入れたポットの中に入れ、完全に根っこが隠れるまで土を加えていきます(^^)/
土を入れる時、苗木を上の方に軽く小刻みに引っ張ると、根の隙間にも土がしっかりと入ります。
また植え付け後にはたっぷりと水をあげるのも重要です!
これにてお茶の樹の植え付け作業は終了(^^♪
土が乾いてきたら、再び水をしっかりとあげます。
最後に…
今回は、ネットで購入したお茶の樹の苗木をポットに植え付けました!
新しい品種の栽培に挑戦したいと思うのですが、上河内地区の気候に合うかは心配な所…。
そこで、一度ポットで栽培を行い
「気候に合うのか…」
「品種の特徴が出ているか…」
「品質の良いお茶が収穫できるか…」
などを確認していきます。
お茶の樹は、ただ育てるだけであれば簡単に育てることが出来ます(^^♪
お茶の樹が好む土に整えることが出来れば、より元気に育つことが出来るでしょう!
お茶の樹の栽培に興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。