日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

早生品種と晩生品種の生長の差について

こんばんは!

 

いえ、まだ明るいので「こんちには」の方が正しいでしょうか…。

日暮れの時間がどんどん遅くなり、逆に日の出の時間がどんどん早くなっていると感じるこの頃です。

 

今日は時々黒く厚い雲が空を覆う時間帯もあり、天気が下り坂になっていることを感じさせる空模様となりました。

 

明日以降天気が崩れる…という事なので、桜の花は完全に散ってしまいそうですね。

 

ただ、この時期の雨は作物の生長を進めます(^^)/

お茶の樹にとっても恵みの雨となってくれると思うので、個人的には雨が降るのを楽しみに感じますね!

 

早生品種・中生品種・晩生品種

お米なら「コシヒカリ」や「あきたこまち」など、ブドウなら「巨峰」「ピオーネ」「シャインマスカット」など、同じ作物であってもたくさんの品種があります。

 

そしてあまり知られてはいませんが、お茶の樹にもたくさんの品種があるのです!

 

お茶の場合では、お茶の樹の品種よりも加工方法(深蒸しか普通蒸しか)や栽培方法(露地や覆い下)そして産地により、同じ品種であっても風味がかなり変わるため、品種名はあまり一般的ではないのかもしれませんね…。

 

しかしながら、近年では品種のお茶も多く販売されるようになりました(^^♪

品種による繊細な違いを楽しむのも、良いかもしれませんね!

 

そして数多くの品種があるお茶の樹ですが、栽培する上では大きく3つのグループに分けることが出来ます。

 

お茶の芽が萌芽する時期、収穫適期となる時期から

収穫の早い『早生品種

中間的な『中生品種

遅い時期の『晩生品種

に分けることが可能です。

 

ちなみに、お茶の場合は『やぶきた』を基準として早生か中生か晩生かを判断しますね。

 

おかのや農園のある上河内地区では、味のバランスが良く香りも豊かなお茶が作れることから『やぶきた』を主に栽培していますが、それ以外の品種も多少育てています。

 

早生と晩生の生育の差

早生品種として『おおいわせ』を…。

晩生品種として『おくひかり』を少し育てているのですが、両者の生育の差は一目瞭然です。

 

早生品種は3月末頃には萌芽しましたが、晩生品種は現在少しずつ萌芽が進んでいます。

 

そのため早生品種である『おおいわせ』はすでに葉っぱが2枚は開いている状態に…。

遠くからでも茶畑が黄緑色に見えるほど、芽が大きくなってきています!

 

これぞ春の茶畑」

といった様子になりつつありますね(^^)/

 

対する晩生品種である『おくひかり』は…

まだ萌芽していない芽がほとんどです。

全ての芽が萌芽するのは来週中になりそうですね!

 

早生品種である『おおいわせ』の畑と晩生品種である『おくひかり』の畑は、生育にかなりの差が出来ています!

 

「やぶきた」は…?

メインで育てている品種『やぶきた』の現在は、萌芽した畑と葉が1枚開いた畑がありますね。

 

上河内地区の茶畑は200m以上の標高差があり、畑の場所によって気温や日の当たり方・風の強さや吹き方が違ってきます。

そのため、同じ品種であっても生育に差が生まれてきますね(^^♪

 

200~300mも離れていない距離であっても、1週間程度は生育に差が出来ています!

 

同じ品種を育てていると収穫の適期が集中してしまうデメリットがあるのですが、川根町上河内地区では収穫の適期が少しずれてくれるため、同じ品種を育てていてもベストなタイミングで収穫を行えるのです。

そのため、品質の高い『やぶきた』にこだわった栽培が出来ますね(^^)/

 

確実に近付く新茶シーズン

来週はちょっと気温が低くなる予報となっています。

一時的に生育がゆっくりになるかもしれませんが、4月の下旬へ向け確実に芽は大きく生長していくでしょう…。

 

日に日に変化する茶畑やお茶の樹の様子を観るのが楽しみなこの頃です。