春は寒暖差が大きい季節…。
川根町上河内地区では雨の日以外であれば、ほぼ毎回1日の寒暖差が10℃を超えます。また、15℃程度まで差がある日も多いですね!
朝はかなり寒いのですが、日中は汗ばむくらいの気温になり、寒暖差がとても大きくなります。
着る物の調節も難しいですし、体にも堪えますね…。
寒暖差が大きいとお茶の芽がゆっくりと大きく育つため、良いお茶の芽を育て収穫するためには、寒暖差が重要になります。
ちょっぴり体に堪える日々が続いていますが、良いお茶が育つ環境だと思うと頑張れます(^^)/
98%の畑で…
日中は18℃程度と暖かな日が多くなっています。
またお日さまの光もたっぷりと降り注いでいるため、植物にとっては芽吹きに適した環境と言えるでしょう!
お茶の樹も、98%の畑で萌芽したのを確認できました(^^♪
(残り2%は晩生品種)
メインで育てている『やぶきた』に関しては、全ての畑で萌芽が確認できたことになります。
あとは少しずつ伸び葉を開き、新芽が大きくなっていくのを待つばかりです。
萌芽が始まったのは3月の末頃…。
畑の場所や樹の状態によって萌芽するタイミングに差が生まれます。そのため、萌芽が始まってから全ての畑で萌芽が終わるまでに、1週間から10日程度の差が出来ますね!
ただ萌芽が終わっても、収穫までの道のりはまだまだです…。
上河内地区では、昼夜の寒暖差が大きいため、平地の茶畑よりも芽が大きくなるのに時間がかかる傾向があります。
大雑把ですが2~3割程度は多く時間がかかりますね(^^;)
現在も日中に関しては春の陽気ですが、夜から朝にかけては冬を感じさせる気温まで下がるため、本当に僅かにしか大きくなれません。
夜の気温が高いほどお茶の芽が生長しやすくなるため、グングン生長していくには「もう少し季節が進まないと…」と言ったところですね。
ただし、寒暖差が大きいとお茶の芽がゆっくりと育ちます。
栄養分を浪費することなく育ち、柔らかく繊細な芽に育ってくれるため、品質の良いお茶に育ってくれるのです(^^♪
気象条件などは人の力によりコントロールすることが出来ません。
上河内地区の寒暖差の大きな環境を活かし、この土地ならではお茶づくりを進めて行きたいと改めて思うこの頃です!
10日目で一枚、その後は5日ごとに…
あくまでも教科書的な数字になりますが、お茶の芽は萌芽した後
10日程度で1枚目の葉を開き
その後は約5日ごとに1枚葉を開く
と言われています。
もちろん茶畑のある環境や品種、その年の気象によって生育が変化するため、あくまでも参考程度に…。
萌芽する頃はまだ気温が低く朝晩は冷え込む日もあるため、葉っぱを1枚開くまでに時間がかかります。
そしてその後は、気温が少しずつ上がっていくのに合わせるように、お茶の生育も早まっていきますね。
ちなみに、川根町上河内地区では昼夜の寒暖差が大きいため、1枚目の葉が開くまでには10日から2週間程度…。
その後は1枚の葉を開くのに1週間程度時間がかかることがあります。
お茶の芽が萌芽して、収穫の適期となるまでには1か月程度の時間がかかるとされていますね!