今週は西日本から梅雨明けしそうな天気予報となっていますね…。
雨や曇りばかりで、少し気持ちも落ち込みがちなこの頃。
ようやく青空と強い日射しが主役の季節に変わっていくのでしょうか。青空への恋しさが日に日に強まっているこの頃です。
ただ、梅雨明けと共に気温が一気に上がりそうなので、熱中症対策をしっかりと行っていきたいと思います!
ウーロン茶
お茶は大きく分けると『緑茶』『紅茶』『ウーロン茶』に分類することが出来ます。
どのお茶も特徴が全く違いますが実は原料は同じ!!
同じお茶の葉を使用して、加工方法を変えるだけで緑茶にすることも出来ますし、紅茶やウーロン茶にする事も出来るのです。
この三者の違いは、葉っぱをどのくらい発酵させるかになります!
正確には”発酵”ではなく
『葉の中にいる酸化酵素をどれくらい働かせるか…』
になります。
緑茶は酸化酵素をほとんど働かせずに作るお茶のことです!
収穫した葉っぱをすぐに蒸すのですが、この蒸す作業により酸化酵素の働きを止めてしまいます。そのため、緑色で清々しい香りのするお茶になるのです。
対して赤い水色が特徴の紅茶は酸化酵素の働きを最大限に引き出して作るお茶のことです。
収穫した葉っぱを涼しい室内に保管して適度に萎れさせます。
『萎凋』と言われる工程になりますがこの際、葉の中で酸化酵素が働き香りや味・色の成分の変化が起きていますね!
清々しい香りから花のような甘い香りに変化…。色も少しずつ赤みがかってきます…。
さらに萎凋を終えた葉っぱを機械で力を加えて揉み込み葉に傷を付けています。
その葉っぱを高湿度な環境でさらに酸化酵素を働かせることにより、鮮やかな紅色をした紅茶となるのです。
そして最後の工程で熱を加えて、酸化酵素の働きを止めます!
緑茶が最初に酸化酵素の働きを止めるのに対して、紅茶は工程の最後で止める違いがあるのです。
ウーロン茶は緑茶と紅茶の中間に位置するようなお茶です。
日に当てたり涼しい室内で葉を萎れさせます。萎凋工程があるのは紅茶と同じですね(^^;)
しかしウーロン茶の場合は、萎凋を終えた葉っぱを釜で炒ることで酸化酵素の働きを止めてしまうのです。
緑茶は工程の最初。紅茶は最後。
ウーロン茶は途中で葉っぱに熱を加えて酸化酵素の働きを止めています。
そんな中、マイブームが到来しているのが水出しのウーロン茶です(^^♪
実は市販のペットボトルのウーロン茶が少し苦手(^^;)
全く飲めないわけでは無いのですが、匂いと味の癖が強いのでたくさん飲むのは出来ないですね…。
ただ、自分で淹れるのであれば味の調節が出来るメリットがありますね!
水出しウーロン茶のブーム到来で、ウーロン茶を飲む機会がかなり増えているこの頃です。
10gで6時間程度
お茶の香りは、熱いお湯で淹れた方が出やすい傾向があります。
そのため花のような香りがするウーロン茶を水出しすることで
「香りが減少するかな…」
と思っていました(^^;)
しかし、試してみたところ水出しでも意外と香りがしてきます(^^♪
淹れたお茶そのものからも香りがしてきますし、口に含んだ時に鼻に抜けるような香りもしっかりと感じることが可能です。
お湯で淹れた物を冷蔵庫で冷やす方法もありますが、こちらは味も香りもより強まります。
私にとっては少し濃すぎてしまうので、水出しで控えめな状態にすることがちょうどいいですね。
水約1Lに対して茶葉は10gほど…。
抽出時間は6時間程度にしています。
もう少し抽出時間を長くすれば濃いウーロン茶になると思いますが、あっさりめが好きなので抽出時間は6時間程度にしています。
12時間程度抽出すれば、渋味をしっかりと感じることが出来るくらいにはなるでしょう…。
ちなみに、茶葉が緑色をしたウーロン茶がある一方で紅茶に似たウーロン茶もあります。
両者の違いは葉を萎れさせる萎凋時間の長さ(発酵させる工程の違い)によるものです。
長く酸化酵素を働かせれば紅茶に近いウーロン茶となりますし、短めにすると緑茶に似たお茶にもなります。
紅茶に近い物は、少し渋味が強い一方で花のような甘い香りが強い印象を受けますね。対して緑茶に近い物は、清々しい初夏を感じさせるような香りがします!
ウーロン茶と言っても非常に様々な種類があるので、色々な物を試していきたいですね(^^)/
最後に…
これから迎える本格的な夏。
さっぱりとした味わいの飲み物が恋しくなる季節でもあります。
今年の夏はどこかへ旅行に行くのは控えるため、全国からいろんなお茶を取り寄せて楽しむ季節にしていきたいと思います!