日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

秋の肥料まき

おはようございます。

今日は朝から雨が降ったり止んだりの空模様となっています。

 

今日以降、天気が崩れる日が多くなりそうなこと、大雨になりそうな予報となっている事から今後の雨の降り方が気になりますね。

 

今後は本格的な台風シーズンになりますが、大きな被害が発生しないことを祈るのみです。

 

 

秋の肥料まき

現在行っているお茶づくりは充実した葉っぱや芽を育てるために欠かせない”肥料まき”です(^^)/

 

秋は根っこが1年で最も伸びる季節になりますし、冬に向けて栄養分を蓄える季節でもあります。

そして7月下旬から伸び始めた三番茶芽がより充実する季節にもなるので、そのタイミングに合わせて肥料まきを行うのです。

 

今回使用している肥料は魚のアラなどを原料とした「魚粕」や菜種油を搾ったカス「油粕」などを主体とした有機質肥料になります。

成分のバランスを調節するために化成肥料も入っていますが、ほとんどが有機質肥料になりますね。

有機質肥料を主体としているため多少の匂いがあります。

何となくですが、かつお節のような香りもしてきますね。触り心地は少しシットリとしています!

 

そして有機質肥料を主体としているのには理由があります。

 

1つはジワジワと効果が続くことです。

有機質肥料は微生物が分解することで成分が変化し、植物が吸収できる形になります!

微生物の力を借りることでようやく効果が出るので、ゆっくり効果が出るのです。そして効果も2~3か月ほどは続きます。

 

夏の生育が盛んな季節は足りない栄養分を補給するために速やかに補給したいため、効果が早く出る化成肥料を主に使用しています。

 

しかし、今の時期は葉や芽をゆっくりと生長させて充実した物に育てることが重要です。

そのため効果がジワジワ続く有機質肥料を主に使用するようにしています。

 

もう1つは土づくりのためです。

有機質肥料は微生物に分解されることで効果が出始める肥料になります。

 

有機物は土の中にいる微生物たちのエサにもなるため、微生物をより豊かにする効果があるのです。

 

7月の浅刈り作業では大量の枝葉を刈り落としました。

刈り落とした枝葉は、1年ほどするとほとんど分解されてしまうのですが、その分解を助けてくれる効果もありますね。

 

特にこれからの時期は暑すぎる気温ではないため、微生物たちも活発に活動してくれる事になります。

 

ただし、たくさん有機物を補給すればよい…という訳でもありません。

分解できる量をはるかに超える有機物を補給すると、土は逆に痩せてしまう事があるのです。

 

季節や植物の生育状況・土の状態に合わせて、適切な資材を適切なタイミングで適切な量を施すのが重要だと思っています!

 

 

肥料成分は少なめ…

今回の肥料は有機質肥料を主体としているため、肥料成分(窒素・リン酸・カリなど)としてはあまり多くはありません。

 

化成肥料の方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いのですが、お茶の品質向上と土づくりのためにお金をかけて有機質肥料を主体とした物を使用するようにしています。

 

今回の肥料まきにかかる費用は約23万円!!

1年で最も費用がかかる肥料になります(^^;)

 

その分、良いお茶が作れるようにしっかり手入れをしていきます!!