日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

すでに膨らみ始めている2021年の新芽

おはようございます。

最近は最低気温は10℃を下回り、最高気温は上がっても20℃程度までになることが多くなってきました。

 

昨年は10月末になっても最低気温が10℃を下回ることがなかったので、冷え込みに関しては昨年よりも進んでいる印象を受けますね。

ただ、日中の最高気温に関しては昨年と同じくらいで推移しています。

 

今年は平年並みの冬らしい冬になるという事で、昨年よりもしっかりとした寒さがやって来るのかな…と思っているこの頃です。

 

 

ナラシ作業から芽の膨らみ始め

9月の下旬から10月にかけてナラシ作業を行い、お茶の樹の形を整えて一番茶(新茶)の準備をしていきます。

 

ただし、ナラシ作業を行う時期はあいまいではありません。

その地域の気温の傾向や土地の特徴などを考慮して決めているのです。

 

お茶の樹は気温が低くなると生育が低下し、冬本番になると完全に休眠に入ります。

完全な冬になってからナラシ作業を行ったのでは、芽が充実する時間が短くなってしまいますね。

 

対して気温が高い時期では、ナラシ作業を終えてから再び芽が伸びてしまうのです。

 

そのため完全な休眠に入る前であり、芽が再び伸びて来なくなる時期に行うようにしています(^^)/

 

北の茶産地であればその分ナラシ作業を行う時期が早くなりますし、山間部か平坦な土地でも多少違ったりしますね。

 

川根町上河内地区は9月の下旬頃から行うことが多いですが、南部の牧之原方面では10月になってから作業が行われている光景を目にします。

もっと暖かい地域であればその分時期が遅くなるでしょう。

 

そしてナラシ作業を終えたお茶の樹では、休眠に入るまでの間に芽が少しずつ膨らみ始めていくのです。

 

 

葉の付け根から

お茶の芽が伸びるのは葉っぱと茎の付け根部分からになります。

ナラシ作業を終えたばかりの頃にも芽が存在しているのですが、とても小さくて目立ちません!

 

しかし、ナラシ作業を終えて約1か月経過した現在では少しずつ膨らんできた芽が存在感を放っています(^^♪

大きさは米粒の半分程度。大きなものだと米粒程度はありますね。

 

分かりやすく囲ってみるとこの部分…。

この部分にある芽が来年の春に伸びてきて、一番茶(新茶)として収穫・加工されお茶になるのです。

 

この小さな芽の内部では来年の春に開く予定の芽が作られたり、より大きく充実した芽を育てるためにゆっくりと膨らんでいます。

 

11月中旬頃になるとお茶の樹は休眠に入り始め、11月末から12月になれば深い眠りについてしまうでしょう。

 

それまでの間、ゆっくりジワジワと芽が膨らみ充実していく生長をするのです(^^)/

 

今年の冬は平年並みの寒さとなると予報されています。

霜が降りる回数も多くなりそうなので、しっかりと栄養分を蓄えた寒さに強い体に変化して行って欲しいと思います。