日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

茶畑から白い菌糸の塊(通称ハンペン)を今年も発見

おはようございます。

昨日は天気がよく風も穏やかで春らしさをかなり感じた1日となりました(^^)/

 

最近は茶畑周りの草取りなどを行っていますが、茶草場の枯れた草の中や地面付近からヨモギの芽なども見え始めるようになりましたね!

 

今のところ2月の気温は昨年よりも暖かく推移しているように感じます。

冬はしっかりと寒かったので植物の休眠は十分得られたはずなので、雨が降り気温が上がることで日に日に植物の生育が進むのではないかと思っています。

 

花粉症の症状も昨日からしっかりと感じるほど出始めた所です(>_<)

 

 

茶畑で発見

茶畑で作業をしていた所、今年も菌糸の塊を発見しました。

その見た目から通称”ハンペン”などとも呼ばれますね。

見た目が白はんぺんに似ている事からその名が付いているのだと思いますが、ハンペン=黒はんぺんだと思っている静岡県民としてはちょっと馴染みがありません(^^;)

 

冷静に今までを振り返ってみると、白はんぺんを食べた記憶もありませんね。

多分数回くらいは食べたことがあると思いますが、はんぺんだと認識した上で食べてなかったから記憶に残っていないのだと思っています。

 

バター醤油などで焼いて食べると美味しいと聞いた事もあるので、いずれ頂きたいと思っています!

 

 

有機物を分解してくれる存在

茶畑で見つけた白い塊(ハンペン)は菌糸が生長して塊になった物です。

 

土の中にはたくさんの微生物が存在して有機物などを分解してくれているのですが、そのうちの一種が生長しハンペン状の塊になった感じですね!

 

硬い枝などの有機物を中心に菌糸が広まっている事から、この菌糸は硬い有機物の分解が得意な放線菌になるのではないかと思います。

茶畑には収穫後のナラシ作業や裾刈り作業、梅雨時期の浅刈り作業、秋のナラシ作業(刈り落とし)などで大量の枝葉を補給しています。

 

刈り落とす枝葉の量は、1年間に収穫するお茶の量よりも圧倒的に多いため勿体ないように感じる事もありますね。

 

しかし、有機物として茶畑に補給することで豊かな土をつくることが出来る一面もあるのです。

 

良い土は水持ちや肥料持ちがよく健全にお茶の木が育ってくれます!

健全にお茶の木が育つことが出来れば品質の良いお茶がたくさん収穫出来るだけでなく、病害虫にも強い体になってくれますね(^^)/

 

 

良い土を目指して

ただし注意点もあります。

補給する有機物の量にも適切な量があり、何でもかんでも大量に施せば良い訳では無いのです。

 

有機物が分解される時には土の栄養分などが消費される一面もありますし、微生物が分解しきれない量の有機物を施すとただ腐っていくだけです。

 

有機物も適切に使用しないと逆に土が痩せてしまう原因となったり、病害虫が発生しやすくなる一面もあるのです。

 

 

そして何よりも大切なのが継続する事です!!

毎年大量の枝葉を刈り落として有機物を補給していますが、しっかりと分解されると同時に栄養不足にならないように肥料を施すなど、土をつくるための手入れも行っています。

 

1年だけあるいは一回だけ行っても意味はありません。

何年も継続することでようやく結果として現れ始めるのです(^^)/

 

実際に茶の木を植え付けて10年ほどすると、土の状態が良くなってきていることを実感します。