間もなく新茶シーズンとなります。
自宅で過ごす時間が増えたことで、お茶を飲む方も増えているかもしれません。
また全国各地のお茶をインターネットで簡単に購入できるため、色んなお茶を楽しむことが出来るようになりましたね(^^;)
その一方で偏った情報が発信されていたり、怪しい販売者があるのも事実。
今回はお茶農家として知って欲しいお茶のことをまとめて投稿します!
新茶について
まずは新茶について…。
新茶という言葉を見聞きする事は多いですが、新茶にもきちんとした定義があります。
簡単に言ってしまえば新茶とは一番茶のことであり、期間限定で使用できる言葉になりますね!
お茶のホコリ
お茶を淹れた際、お茶の表面にホコリのような物が浮かぶことがあります。
一見ゴミが混ざっているようにも見えるため、不安に感じる方も多いかもしれません。
しかし、このホコリのような物はお茶の芽にもともとあった物です!
そのため、ゴミなどの異物ではありません。
逆に若い芽を使用したお茶にしか浮かばないため、お茶の品質を示す物になりますね。
無添加表示は違反 お店選びなどについて
お茶の健康効果に着目してお茶を飲む方もいらっしゃると思います。
その際「無添加」などと表記された物に心惹かれるかもしれませんが、実はお茶の「無添加」表示は違反行為となります。
お茶を販売する上では知っておく必要がある事ですし、知っていて表記しているなら…。
同じ生産者のお茶でも、お茶屋さんの加工でお茶の雰囲気は変わります!
そのため信用できるお店から良いお茶を購入して頂きたいと思います。
デマや誇張が多いお茶の残留農薬
最後に知って欲しいことはお茶の残留農薬についてです。
お茶の残留農薬は危険!? ~生産者が責任をもって説明するお茶の残留農薬について~
この一年ほどの間、お茶には大量の残留農薬が含まれていると誇張した記事が度々見られました。
実際、残留農薬基準値は高く設定されていますが残留農薬基準値が高い=農薬が多く含まれている訳ではありません。
お茶は香りを楽しむ作物でもあるため、農薬を散布してから収穫まで空ける日数が他の作物と比べて長い傾向もあるのです。
そのため他の作物と比較して農薬が多く含まれている訳ではありません!!
正直非常に腹が立ちますね。
もちろん自分で納得できる物を購入して頂きたいですが、ぜひ知っておいてほしい内容になります。