日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

久しぶりの青空の下ナラシ作業開始!

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は久しぶりの青空となりました。

 

一番茶が終わってからほとんどの日がくもり。

そして雨が降る日も多かったので、本当に久しぶりに青空を見ることが出来たように感じます。

ただ気温はそこまで高い様には感じませんでした。

時期的に30℃を超える日も出てくる頃合いなのですが、今年は27℃ほどまでしか上がっていません。

 

昨日までは夏日にすら至っていない日が多かったので、今のところ少し涼しい日が続いていますね。

 

そのため、お茶の生育も少しゆっくり。

ナラシ作業も焦って行う必要は無さそうなので、とにかく丁寧に進めて行きたいと思います。

 

二番茶づくりの要

一番茶後のナラシ作業は二番茶の生育を左右するとても重要なものとなります。

 

刈る時期が早すぎると、残っている葉っぱが生長しきっていないため、お茶の木の表面がデコボコになってしまいます。

芽の生育も不揃いになるため品質が低下してしまいますね。

 

遅すぎると育ち始めた芽を刈り落としてしまう、あるいは傷付けてしまう事になります。

 

また刈る位置が高いとお茶の木の表面を完全にキレイに整える事が出来ません。

結果として二番茶芽の生育にバラつきが生まれますし、残した葉っぱが多いと天候によっては病気が多発することもあるでしょう。

 

低すぎると芽が育ち始めるまでに時間がかかります。またやや小ぶりの芽になってしまうでしょう。

そのため、この時期のナラシ作業がお茶の木の管理で最も難しいものになると、個人的には思っています!

 

作業そのものはそれほど体力などを必要としません。が、作業が終わってから芽が育ち始めるまでの期間がとても短いため挽回が出来ないのです。

技術的な面で難しいと言える作業になります。

 

ちなみに収穫作業はそれほど難しい作業ではありません!

収穫は最悪深く刈らなければ良いので、ナラシ作業などの方がよっぽど難しいですね。

 

ただ、お茶の木の表面を刈り整えてキレイにするため達成感がありますし、二番茶の出来を左右するためとてもやりがいを感じます(^^)/

 

今後1週間近く作業を行うので、この緊張感のあるひと時を楽しんで行きたいと思います。