日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ナラシ作業のビフォーアフター

こんばんは。

今日も川根町上河内地区は朝から良い天気となりました(^^♪

 

特に早朝からお昼頃の日差しはしっかりと届きましたね。

お昼過ぎからは薄曇り、夕方になると少し雲が厚くなったように感じましたが、それでも薄暗さなどは感じませんでした。

 

今後1か月間は雨が多い予報が出ているので、晴れの日をしっかりと活用しお茶の木の手入れを進めたいと思います。

 

ビフォーアフター

現在進めている作業は、お茶の木の表面を刈り整え二番茶が育つ土台を完成させるナラシ作業になります。

 

一番茶収穫時に残した葉っぱや遅れて出てきた芽が生長したことで、お茶の木の表面はデコボコした状態となっています。

このままでは二番茶の芽が揃って伸びる事はありませんし、収穫しようとすると硬くなった一番茶の葉も混入してしまいますね…。

また雨が多い年の場合は、病気が発生しやすくなる傾向もあります。

 

そこで二番茶が育つための土台をつくるために、お茶の木の表面を整える作業を行うのです!

 

作業の名前は正確には整枝(せいし)というのですが、ナラシと呼ぶことの方が多いですね。

使用する機械の名前も「刈ナラシ機」となるため、今後もナラシと呼びたいと思います。

 

ナラシ作業をする前は一枚目の写真の状態ですが、作業を終えるとこのような見た目になります

作業前と比べるとずいぶんスッキリしたのが分かると思います。

 

この状態であれば、二番茶の芽が揃って伸びますし収穫時に古い葉っぱが混入する事も防げます。

さらに余分な新しい葉を刈り落とすことで、病気になりやすい部分を除去。結果として病気の対策ともなりますね。

 

このように作業の前と後では畑の様子がガラリと変わるため、やっていて楽しさも少し感じます(^^)/