一番茶が終了して少しお休みも取りました。
というのも、今後は多様な管理作業が待ち構えているからです(^^;)
一番茶終了から二番茶までにかけてが何かと忙しく、茶畑を管理するための作業そのほぼ全ての種類を行う事になります。
具体的には
・肥料まき(収穫のお礼として)
・裾刈り(畝間部分の刈り落とし)
・ナラシ(茶の木の表面を整える)
・中切り深刈り(枝を大胆にカット)
※一部の畑
・病気などの防除
・草取りや草刈り
になります。
特に大変なのが中切りや深刈り
使用する機械は重く低い位置で枝を切るため、一部の畑での作業であってもとても疲れます。
気温が上昇し30℃近くになったり、雨や露の影響でカッパをはいて作業をするとなると、ゴリゴリに体力が削られてしまいます。
ナラシ作業は二番茶の芽が育つ土台を完成させるものになります。
高い位置だと遅れて伸びてきた芽が収穫時に混入する可能性が高まりますし、低い位置では充実し始めた二番茶の芽を刈り落としてしまうため、高さに気を付けながら作業を行う必要があります。
そして今年は雨が多そうな予報なので、病気などの対策にはいつも以上に気を付けたいと思います。
植物が感染する病気のほとんどはカビ由来であるため、気温が高く湿度が高くなると発生しやすくなる傾向があります。
お茶の場合も梅雨時期から台風シーズンにかけて病気が出やすくなる期間と言えるでしょう。
そして山間部という事もあり、毎日のように朝露が降りますし霧も発生します。
平地よりもより湿度が高く、葉が濡れている時間が長いため、どうしても病気が発生しやすいのです。
そのため様々な方法で病気の対策を行い、しっかりと二番茶を収穫できるようにしたいと思います。
再び芽が伸び黄緑色になる日を迎えるために進める一番茶後の管理作業。
二番茶の出来は一つの管理作業の失敗で大きく変わる事もあるため、丁寧な作業を心掛けて進めたいと思います。