本日は久しぶりに日差しが届きました(^^)/
雲が目立つ空模様ではあったものの、久しぶりの青空と太陽に嬉しくなりましたね。お茶の葉っぱもずっと濡れっぱなしだったので、病害対策の面からも重要な晴れ間だったと思います。
そして天気の回復と共に深刈り園の刈り落とし作業を開始しました。
例年にないくらいの茂り具合
深刈りをしてから芽を伸ばしっぱなしにしてきた畑。芽が上へと伸び、葉もしっかりと茂っている状態となりました。
3年ほど前は写真のように緑色の芽にはならず、大半の葉っぱに「もち病」が発生したことで白っぽく見えたほどです。ちなみに昨年は刈り落としの時までは比較的状態が良く、その後病気が多発してしまいました。
な
今年も全く発生していない訳ではありませんが、3年前や昨年と比べると良い状態で育ってきていますね(^^♪
刈り落としにせず収穫するのであれば、それなりの収穫量が見込めそうなほどであり嬉しくなります!
ただ、芽の生育は良いですがこのままでは芽の大きさにバラつきが出来たり、葉の内部の方で病気が多発、秋のナラシ時に病気でスカスカになってしまった部分が出てくる事もあるでしょう。
実際、刈り落とし作業を進めている時に所々でもち病が発生しているのを見ました。
やはり、この頃の雨の影響があったのでしょう。内部の方の葉っぱはずっと濡れていたことが考えられるため、どうしても病気が発生してしまうような状況だったと思います。
刈り落とし作業を行う事で、一旦上へと伸びる芽の生長をストップさせます。また風通しが良くなるため病気などの対策にも繋がりますね。
8月上中旬には再び芽が伸び始め、来年の一番茶を育てる土台となる葉を茂らせるようになります!
7月末まで少し心配です
今回の刈り落とし作業では平年よりも多くの葉を残すことが出来ました。
今までは病気が多発するなどして、ここまでの量の葉を確保することは出来ていなかったのです。
ただ7月末までは油断できません。
昨日までの雨で「もち病」などが感染していた場合、7月末までは病気が出てくる可能性が高いのです(潜伏期間が10日ほどはあるため)
今は良い状態でも今後病気が多発し葉がほどんど無くなってしまう事も十分あり得ます(-_-;)
とは言え葉っぱの状態は非常に良いです。
この状態を維持することができ、さらに三番茶芽も良いものとなれば非常に良い葉の層を確保することが出来るため、とても期待しているところです。
一応病気対策の防除を行う予定ではいますが、防除をしたからと言って必ず防げるわけでもありません。やれることは行い、あとは祈るのみです。