日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ニホンカモシカによる食害

今年も食害を受けてしまったサツマイモ。

畑の周囲は高さ1m程度のワイヤーメッシュやトタンで囲ってあります。一部囲っていない部分もありますが、高さ3m以上の石が気だったり家の玄関先を通る必要がある入り組んだ細い道なのでここから侵入しているとは考えられませんでした(侵入の痕跡もなし)

 

しかしながら、このような被害が出るという事は確実に侵入している訳ですね。

他にもヒマワリなど一部の野菜や作物も食べられてしまいました。

葉を食べる動物であること、足跡などの痕跡から『ニホンジカ』か『カモシカ』による食害だと思っていましたが、先日トレイルカメラでその姿をようやく確認することが出来ました。

現状をしっかりと把握できる証拠としてトレイルカメラを設置。その姿を撮影することを狙っていました。

まあショックではありますが、食害の痕跡ではなく食べている所を撮影できたのは今後役に立ってくると思っています。

 

撮影は成功できたので、今後高さ2m程度の高さでネットなどを張る予定でいます。ただネットですと噛み切って入ってくる事もありますし、絡みついてしまう可能性も0では無いため安堵は出来ませんね。

ちなみに『ニホンジカ』も『ニホンカモシカ』も数年前まではほとんど姿を見ることがありませんでした。しかし生息頭数が急激に増えているため、今ではかなり頻繁に見るようになりましたね。

食害なども無いと言ってよい状態でしたが、今では対策を行わないと作物を育てる事も出来ないです。

 

ちなみにニホンカモシカに関しては現在狩猟できる動物には含まれていません。有害捕獲での捕獲は行えるようですがその頭数は非常に少ないですね。

 

そのため、今後も急激に増え続けると思いますし、それに伴い生息域も拡大するでしょう。縄張り意識が強い動物でもあるため、生息頭数が増えると縄張り争いで喧嘩するような事例も増えていきそうです。