日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

秋冬は野生動物との戦い

草刈り作業が月曜日で終了したので、今日からは草取り作業を開始しました。

この時期になると種を付ける草が多くなるため、翌年以降の草取りを楽にするためにも丁寧に行います。

 

特に地面にベタっと広がるタイプの草はたくさんの種を付けるため、しばらく見ないうちに大量に繁殖している事も(^^;)

草を0にする必要は無いのですが、増えすぎてしまうと草取りも大変になってしまうため適度に行った方が良いですね。

 

ちなみに今日の天気は曇り時々雨。

意気揚々と草取りに向かいましたが、茶畑へ向かっている最中から雨が降り出しました。

 

小雨程度のうちは草取りを行いましたが、本降りになるとさすがに濡れてしまうので、心半ばで撤退することにした1日でした。

 

野生動物との戦いのシーズンに…

草取りをしている最中に見つけたのがこちら。

f:id:ochagurashi:20210914194953j:plain

枝が伸びているお茶の木に不自然な隙間が出来ています。そして若干ですが泥が付いている葉っぱもありますね。

 

これは野生動物がお茶の木を踏みつけて歩いた跡になります(>_<)

主にニホンジカやイノシシ、ニホンカモシカなどの大型の野生動物になりますが、お茶の木を踏みつけたり根を掘り起こしたり、枝を跳ね上げたりすることがあるのです。

 

今回の被害はニホンジカニホンカモシカによるものでしょう。

(イノシシは土を掘り返す痕跡もあるので比較的判別しやすいです)

 

ニホンジカカモシカは少し前まではほどんど見ることがなかった動物になりますが、ここ数年で一気に生息頭数が増加。

結果としてこのような被害も発生するようになってしまいました。

f:id:ochagurashi:20210914195531j:plain

近くに歩きやすい畝間があるのに、お茶の木を踏みつけて歩いている点が非常にイラっと来ます。

 

病気が心配

枝を折られたり曲げられたりする被害であれば、ある程度は元に戻すことが出来ます。これは直接的な被害になりますが、実はその後発生するかもしれない病気による被害の方が深刻です。

 

肉眼では見えなくても葉っぱには多くの傷が付けられてしまっています。その傷口から病原菌が侵入することで、病気になってしまう可能性が高まるのです。

 

冬であれば「赤焼病」と言う病気が…。夏であれば「輪斑病」と言う病気が心配になります。

この2つは葉に出来た傷口から病原菌が侵入し発病するとされている病気で、葉に傷がたくさん付いていると病気が発生しやすくなる、場合によっては多発する傾向があるのです。

 

以前幼木園をイノシシに荒らされ、荒らされた部分から「赤焼病」が発生し周辺に広まってしまった苦い経験もあります。

 

今回は何事も無いと良いのですが…。