日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

化粧刈りでは僅かに飛び出た葉などを除去

こんばんは。

今日は寒暖差がより堪えた一日となりました。朝の最低気温は10℃、そして日中は25度まで上昇。晴れて日差しがたっぷりと降り注いだので気温が上昇したのでしょう。昼夜の寒暖差が10℃を超えるのは頻繁にありますし、15℃を超える事もたまにあります。

多少の慣れはありますが、15℃を前後となると少し疲れが増すような感覚になりますね。

 

ただ天候が安定しているため、化粧刈り作業は順調に進める事が出来そうです(^^♪

 

少し飛び出た葉っぱや芽

秋のナラシ作業でお茶の木の表面はそれなりに刈り整えられた状態となっています。

しかし、枝葉の量が多いためどうしてもうまく切れなかった葉っぱなどが残ってしまいます。またナラシ作業により今まで寝ていた葉っぱが立ち上がってくる事もありますね。

 

さらに遅れて伸びてきた四番茶芽などもあります。それらが影響してお茶の木の表面は微妙にデコボコしていますね。

これらの葉っぱなどを刈り落とし、表面をよりキレイに整えるのが化粧刈り作業となるのです。

 

ちなみに飛び出ている葉っぱは僅かな量ではありますが、そのままにしておくと来年の一番茶の収穫時に混入するリスクを高めてしまいます。また作業により傷が付いた葉っぱが残りやすく、さらに冬から春の強い風により一段と傷が付いてしまうため「赤焼病」に感染しやすい状態となるのでしょう(赤焼病は葉に出来た傷口から病原菌が侵入し感染します)

この葉っぱだけで済めばよいのですが、少しでも発病してしまうと周辺の健全な葉っぱにも感染が広まってしまうため、病気予防の観点からも重要な作業となりますね。

 

 

冬から春にかけての強い風や野生動物により茶の木の表面をさらされてしまった場合は春に再度化粧刈りを行う事もありますが、基本的には今回の化粧刈り作業で刈る作業は終えるつもりです。

今後は一番茶が伸びるのをただひたすら待つことになるため、丁寧な作業を心掛けて行きたいと思います。