日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

そばの収穫を実施

連日の晴れ続き。今日も昨日ほどではありませんでしたが気温が上昇。ただし風も強くそこまで暑さは感じませんでした。

しっかりと晴れてくれるのは有難いですが、雨が少なく乾燥傾向にあるように思うので、体調管理と空気の乾燥による影響には気を付けて過ごしたいですね。ただ、今日はそんな良い天気と乾燥を活かしてそばの収穫を行いました。

 

そばの収穫

まだ日中の最高気温が30℃を超える頃に種を蒔いたそば。実の多くが黒く熟してきたので収穫を行う事にしました(^^♪

そばは種まきから収穫するまでの期間がとても短い作物です。さらに病害虫などにも強く、やせ地でも育つという特徴があるとても優秀な一面があります。お米や麦と比べると収穫量が少ないですが、栽培期間の短さや土地を選ばない特徴はいざという時に助けてくれる特徴になるでしょう。

 

ちなみに上河内地区にも昔は水田がありました(大雨により流出し今では残っていません)しかし水田を作れるような時は非常に限られていましたし、土も石っぽさがあり水を貯められるようなものでは無いため、「そば」や「麦」あとはその他雑穀類に助けられていたことは想像できます。

ちなみに茶の木を改植した時は畝間部分を有効に使うために「そば」や「さといも」を育てる事もありました。

 

そばの収穫は全て手作業で…。根元付近を持ち土から引き抜きます。ある程度の本数となったら束ねて根っこ部分を切り落としますね。

そして雨の当たらない風通しの良い軒先などに吊るしてしばらく乾燥させます。乾燥は1週間から10日程度を予定。今年は良く晴れてくれていますし空気も乾燥しているため、乾燥させ過ぎには注意したいと思います。

そばを打って食べるには少し足りない量なので、今年の収穫は来年用の種として保存。来年は今年以上に収穫出来るように栽培を行い、年越しそばなどにして食べたいですね。