日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

プランターでのさやえんどう栽培とその後に…

こんばんは。

昨日は今年初の20℃越えの気温となりましたが、今日もとても暖かな一日なりました。

 

先週までの感覚で服を着ると汗ばんできてしまいますね。服を徐々に脱ぎ、最終的には腕まくりをした陽気の一日でした。

 

そして僅かにですが、ミツバツツジなどの蕾も膨らんで来ていますね。

桜はまだ咲きそうな気配がありませんが、10日後には開花予想の日となるのでもう間もなく本格的な春到来となりそうです。

 

一石二鳥 プランターで栽培

昨年秋にプランターにさやえんどうの種を蒔きました。

ツル無しのタイプの物を選んだのでプランターでも栽培しやすそうだと思ったこと。そしてお茶づくりにも関連してくることから露地ではなくプランターでの栽培を選択しました。

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冬の間は生育が緩慢になりますが、この頃の暖かさの影響を受けて徐々に大きくなってきています(^^)/

 

写真を撮った後に支柱をプランターの隅に立てました。

今後草丈が大きくなるごとに誘引などして体を支えるつもりでいます。

 

そして、このさやえんどうの栽培がお茶づくりに繋がる理由ですが…

実はこの中にお茶の実も蒔いてあるのです!

 

正確に言えば、お茶の実を蒔いた後にさやえんどうの種を蒔いた形になります。

 

お茶の実を蒔いたとして、芽が出てくるのは梅雨時期。遅い場合は梅雨明けの頃まで時間がかかります。

 

その間の地上部がもったいないですし、水やりなどの機会が無いと乾いてダメにしてしまう事もあります。

 

対してさやえんどうは秋に種を蒔き、春に大きく育ち収穫。梅雨委入りする頃には片付けてしまう野菜になりますね。

 

つまり、さやえんどうを楽しんだ後にお茶の実から芽が伸び始めてくれるのです!

また何かしら作物を育てていることで、お茶の実を乾燥から守る効果もあり一石二鳥となりますね(^^♪

 

実際に露地にお茶の実を蒔く場合、お茶の実を蒔いた上に麦を蒔き育てる事例が、少し古い本に掲載されています。

 

これもお茶の実の乾燥防止のためですが、結果として麦を得る事も出来ますね。また麦の収穫時期は初夏となるため、お茶の芽の発芽と時期が交わることもありません。

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楽しみはまずさやえんどうから…。

間もなく花も咲きそうですし今後の生育が楽しみです。