こんばんは。
今朝までの雨は強く降ることもあり、さらに風も強くなる時間帯が多く夜中に何度も目が覚めてしまいました。昨年の台風15号以来の大雨になったと思います。
川の水も以前水量が多い状態なので、その点からも雨量が多かったことがよくわかりますね。
ただ被害などは発生しませんでした。
枝葉が道路に落ちて走りにくくなっているほかは問題なかったので一安心です。
しかしながら、これからそう遠くないうちにやってくる梅雨時期。その後は台風シーズンからの秋雨とまとまった雨が降りやすい時期がやってきます。
今回大丈夫だったからと言って今後も大丈夫だとは限らないので、雨の降り方や天候には注意しながら過ごしたいと思います。
葉っぱのあるなしを試験
近年増加しつつあるシカなどによるお茶の木の踏み付け害と食害。
昔から一切いなかったわけではないと思いますが柵などが無くても被害が出ることは無かったことから、生息頭数の大幅な増加が被害をもたらしているのだと思います。
しかしこれらの被害は金額換算することは難しいです。
確実に収穫量や品質などに影響しますし被害へ対応する時間も必要になりますが、それを金額として算出することは困難なので、被害として表れてこない被害になると思っています。
食害を受けると葉っぱが失われるのは当然として、踏み付けられたりする場合も落葉してしまったり、その時に出来た傷が原因となるのかしばらくして枯れて落ちたり病気になって葉が失われることもあります。
お茶の芽の生育には葉が重要となりますし、被害を受けた所とそうでない所で生育の違いがあることは分かっていましたが、今回改めて葉のあるなしでどれほど生育に違いが出るのかを楽してみることにしました。
※人為的に年末に葉を摘み取って、一番茶の芽の生育に違いが出るかの試験を行いました。なお、葉を摘み取った時の芽の大きさはほとんど変わりありませんでした。
結果
結論から申し上げると、一目瞭然で葉がない株の方が生育が悪かったです。
葉も芽も小さく、弱っているのがはっきりとわかる芽の伸びです。
なお、左側が葉を摘み取ってなくした株の新芽。右側が葉を残した株の芽になります。
それぞれ木についている状態でも見てみます。
まずは、葉を残した株の芽。
そして葉を摘み取ってなくした株の芽です。
完全に芽の伸び方が違っていますね。
実験を行う前は葉を摘み取った株の方が生育が悪くなるだろうとは思っていましたが、ここまで悪くなるとは思いもしませんでした。
葉のあるなし以外は全く同じ管理をしているためこのお茶の木たちの差異は葉っぱの量だけです。
良い芽を得るためには充実した葉っぱをしっかりと残すことが重要であると改めて実感した結果となりました。
なお、今回調査に使用した株は葉を摘み取ったため芽が伸びてきたとはいえ疲弊している状態だといえます。しっかりと樹勢の回復に努めたいと思います。