日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

一番茶の収穫と二番茶の生育について

こんばんは。

今日は朝しっかりと日差しが届いてくれたので良く晴れてくれると思ったのですが、1時間もしないうちに雲が広がりくもりな一日となりました。

日差しが届く時間帯もありましたが朝しっかりと日差しが届き、毛布や布団をしっかりと干せると思っていたところで曇ってきたので少し残念でしたね。

 

明日からも曇りや雨の日が続き、週間天気予報を見ると来週になるまでは晴れ予報が出ていません(短時間の晴れマークはありますが)梅雨時期なので仕方がない一面もあるかと思いますが、一日を通して晴れてくれる日が恋しいですね。

 

ただ今日は久しぶりに日中の気温が上がりました。

この気温上昇により、お茶の芽も少しは育ってくれたことでしょう。二番茶の収穫をいつから始めるかそろそろ考え始める時期ではありますが、気温が低く芽の生育が遅れ気味なこともあり今年の判断は難しくなりそうです。

 

一番茶を採ったように出てくる二番茶芽

今の茶畑は二番茶の生育が進み、少しずつ黄緑色になっている状態です。

二番茶の生育は一番茶の収穫が起点となり始まるため、一番茶を早く収穫した畑ほど黄緑色になっているのですが、それがよくわかる光景も見ることが出来ます。

 

それがこちら!

同じ畝ではありますが、芽が育っているところとまだのところがあるのが分かるでしょうか。

 

実はこちらの畑は、早い段階に手摘みで収穫した部分とやや遅めに機械で収穫した部分が混在している区画になります。

芽の生育が進み黄緑色に見えている部分がちょうど手摘みで早めに収穫したところになりますね!手摘みと機械での収穫の日に差があったことからこのような生育の違いが出ているのです。

なお、写真の畑では一番茶もこのように同じ畝の中で生育に差が生まれていました。微妙に傾斜がついている場所なのですが、その僅かな違いが生育の差を作り出します。

今年は気温の影響もあってかその差が顕著であり、生育が進んだところを手摘みで。その後芽が育ってきた段階で残りを収穫しました。それがまるまる二番茶にも受け継がれている形になりますね。

 

工夫すれば文字や模様を浮かび上がらせることもできると思います!

ただ、お茶の品質や生育に影響したり病害のリスクを高める可能性もあるので、それを覚悟する必要がありますね。

やらない方が良いでしょうしやったとしても完全な趣味であり特段意味のある行為ではありませんが、率直に見てみたい気持ちもあるので、文字などを浮かび上がらせることをいずれ機会があればやってみたいかな…とも思っています。