日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

徐々に黄緑色に… 二番茶シーズンの茶畑

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から曇り空。午後からは雨が降り出し今も静かに雨が降り続いています。

忘れてしましたが、今はもう梅雨入り宣言後。曇りや雨の日が続くのは当たり前の時期になっていますね。

 

しかしながら、今年は梅雨時期に突入したのに最低気温がなかなか上がらずにいます。今日も14℃まで気温が下がり正直寒いくらいです。

その一方で日中は暑くなることが多いので、昼夜の寒暖差と日ごとの寒暖差が大きく体に堪えますね。

 

二番茶の生育状況

一番茶の収穫から44日が経過した本日(計算が違っていたらすみません)

二番茶の生育は一番茶の収穫が起点となり、45~50日程度経過すると収穫出来るようになるとされています。

 

近年は45日程度で収穫をすることが多いのですが、今年に関してはまだまだの状態です。

上の写真は一番茶を最も早く収穫した「おおいわせ」の畑です。少し前の状態(下)と比べるとずいぶん大きくなったように思います。

が、葉がまだ開き途中であり、倍くらいの大きさになる力は秘めています。収穫もその頃に行いたいですね。

そして大半の畑ではようやく芽が育ち始めたくらいであり、畑も徐々に黄緑色になってきたレベルです。

「おおいわせ」の畑は生長が進んでいる分この先のことを想像しやすいですが、ほかの畑は収穫を考えられるような状態ではありませんね。

 

目安が45~50日となりますが、今年に関しては50日以上の時間が必要になるのは確実だと思われます。気温が低いことが大きく影響していると思いますが、天気予報から考えるとまだ最低気温は上がりそうにないですし、生育に時間がかかる傾向はこのまま続きそうです。

 

一番茶を遅く収穫した畑ではより最低気温が低いことの影響を受けると思われますし、今年の二番茶は一日の収穫量は少なく期間は長く行うことになるのではないかと思っています。

 

一番茶と比べるとパッとしない印象もある二番茶ですが、お茶自体は著しく劣っている物ではありませんし、そうならないようにしっかりと手入れもしています。

早く収穫すればするほど良いお茶になるわけでも無いので、育ってくるのをゆっくりと待ちながら二番茶づくりを進めていければと思っているところです。