日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

見本取り用の棚作成

こんばんは。

今日から上河内地区でも二番茶開始!の予定でしたが、お昼前まで小雨が降ったり止んだり。そのまま雨が降らなくなってくれれれば開始することもできたと思いますが、結局本日の開始とはなりませんでした。

なお、午後の方が強く雨が降ったので結論から言えば延期にして良かったですね。

 

明日も微妙な天候であり開始できるかどうか何とも言えません。梅雨時期なので仕方ないですね。

 

見本取り

本日は微妙な天候だったこともあり、一番茶の時に思い浮かんだことを実行する一日にしました。

それは、生葉の見本を取るための棚…というかかごを置くための支えの作成です。

 

上河内地区では共同製茶の形式でお茶を作っています。

なるべくお茶の品質がばらつかないように肥料は共通のものを利用したり同じ時期に作業を行うのですが、管理の違いや収穫のタイミングによって違いも生まれるため完全に葉の品質が同じになるわけではありません。

 

そこで、見本をきちんと取り評価するようにしています。

具体的にはその日の収穫物を等級付けし、生葉の代金の係数を決定するのです。3等が基準となり上位になれば生葉の単価が上がり下の等級になれば単価が下がります。

そのため、例えば5等のお茶を100㎏収穫するより1等のお茶を80㎏収穫する方が収入的には良かったりするのです。

もちろん目指すのは1等のお茶を100㎏ではありますが…。

 

というように生葉の評価をするので、見本用のお茶をちゃんと取ることが重要になるのです。

今までは右側の空いた空間に買い物かごを置いて見本を取っていましたが、場所的に少し作業しにくいということで、下の写真の状態にしてみました!

実際に作業してみないと何とも言えないため、正直作業しやすくなるかはなんとも言えませんが、とりあえず良さそうな形の物を作ることが出来たかなと思います。

 

作業しやすくなるように改善していきたいところも多々あり多くは資金がかかるものになってしまいますが、このように自分たちの手でできることは少しずつ進めていきたいですね。