日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

「やぶきた」「おおいわせ」「おくひかり」「さやまかおり」それぞれの三番茶芽

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は午後から雲が広がる天気となりました。気温は相変わらず高かったですが日差しが遮られたこと、風がいつもよりしっかりと吹いていたこともあり、ここ数日間の中では過ごしやすかったかなと思います。

ただ、夕方になっても曇ったままと言うことで、気温は低めですがジメジメした蒸し暑さがしんどいです。

 

雨が降らない日が続くこと約2週間。

今週こそは雨が降ってほしい…と思いつつ、暑さ厳しい日々を過ごしていきたいと思います。

 

それぞれの三番茶芽

ここ2日ほど茶畑の方には行けていませんでした。

本日久しぶりに茶畑の様子を確認することが出来ましたが、どこの畑も青々としてきましたね。先週の時点ではまだ芽が小さい畑も多かったですが、今ではしっかりと三番茶芽が育ってきています。

 

黄緑色が鮮やかであり暑ささえ穏やかであればゆっくりと過ごしたい光景であります。

 

また畑によって微妙な違いを見つけるのも面白いです。

うちが管理している畑では「やぶきた」「おおいわせ」「おくひかり」「さやまかおり」の計四品種が植えられています。よく見ると微妙に芽の見た目が違っているため、今回はそれぞれの三番茶芽を写真で見ていきたいと思います。

上から「やぶきた」「おおいわせ」「おくひかり」「さやまかおり」となっています。

「さやまかおり」のある畑は谷底にあるため、ほかの品種と比べるとやや生育が遅れていますが、葉っぱが立っている特徴的な姿はすでにはっきりとわかりますね。

 

「おおいわせ」は若干芽の大きさが不揃いであり、葉もペタッと開いているような印象を受けますね。「さやまかおり」とは真逆な姿をしています。

 

「やぶきた」と「おくひかり」はそこまで違いがあるようには見えません。

ただ、肉眼で見ると「おくひかり」の方が緑色が濃くツヤもあります。チャノキの品種を知らなくても、初めてチャノキを見る人であったとしても、違いがあるのは分かるでしょう。

 

上へ伸びる芽の生育はいったんストップ、今は葉を最大まで広げる段階にあるように思います。1週間から10日程度の時間があれば育ち切るでしょう。

そして開いた葉っぱが徐々に濃い緑色に。黄緑色の茎は茶色になり、葉や茎が成熟していくのです。順調に育っていけば8月下旬ごろまでには成熟するのではないでしょうか。

 

台風の動きや真夏の高温など天候面が気になりますが、しっかり育ってくれることを願いつつ丁寧な手入れをしていきたいと思います。