こんばんは。
本日は未明に雨が降ったのでしょう。朝起きてから雨が降ることはありませんでしたが、地面や植物の葉っぱは雨露でしっかりと濡れていました。
しかも曇り空であり今にも雨が降り出しそうな状態になることもありましたね。
このような日はなかなか露が乾きません。仮に晴れて風があったとしても雨露は朝露と比べると乾くのに時間がかかります。実際、本日はお昼前まで作業をしたのですが、合羽と長靴を脱ぐことは出来ませんでした。
ただ露がなかなか乾かないことを受け入れ、奥山にある茶畑で主にナラシ作業を行う事にしました。
奥山の畑は他の畑と違い、谷底かつ近くに川がある環境になります。そのため、日が当たり始めるまでに時間がかかり、川の近くという事で朝露でしっかりと濡れる傾向にありますね。
どうせ合羽と長靴を履いて作業をするのであれば、雨上がりで葉っぱが濡れている今日やってしまおうという感じです!
葉っぱの違い
奥山の畑には同じ畝でありながら途中で品種が変わっているところがあります。
品種は「やぶきた」と「さやまかおり」であり、やぶきたが主な畑に少し「さやまかおり」が植えられている状態です。
そんな両品種ですが「さやまかおり」は葉っぱの伸び方に特徴があるため、誰が見ても畝の途中で品種が変わっているのが分かるようになっています!
上の写真は少し遠目から撮影したものですが、手前側3畝の途中から微妙に色が変わっているのが分かるでしょうか?
緑色がより濃くなっているところがちょうど「さやまかおり」が植えられている部分になります。
「さやまかおり」は面積当たりの芽の数がとても多く、葉っぱも立った姿をしています。対して「やぶきた」はさやまかおりと比べると葉っぱが寝ているような姿をしていますね。
上の写真が「さやまかおり」
下の写真が「やぶきた」になります。
「さやまかおり」の方が葉っぱが密集していて詰まっているような印象を受けます。そのため色合いも緑色が濃く見えるのです。
傾向を掴み始めた
こちらの畑は谷底にあり、しかも近くに川が流れているため非常に多湿な環境だと言えます。そのため病気が発生しやすく、茶畑の管理を始めて数年間は(しばらく貸していました)病気を蔓延させてしまっていました。
特に多湿な環境で発生しやすくなる「もち病」は大敵であり、ほとんどの芽にもち病を発生させてしまい全体的に白っぽく見えることになったこともあるほどです。
しかしながら少しずつこの畑の特性を掴むことが出来るようになり、病気の発生も少しずつ抑えられるようになってきたかと思います。
また今年に関してはチャの主要病害「炭疽病」の発生も少なめかと思います(この畑での比較において)どちらの品種も決して病気に強いわけではないのですが、芽や葉っぱは健全に育っておりました!
まだまだ安心はできませんし、傾向や特性を完全に掴みきれたわけでもありません。先はまだ長いですが、それでも少しは良くなってきたと思うのでこの点に関しては喜びたいと思います!