日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

充実した葉層の確保を目指して

こんばんは。

昨日はお昼過ぎに少量の雨が降ってくれました。土の表面は濡れましたが、土に十分な潤いをもたらすようなものではなく、相変わらずやや乾燥気味の日が続いています。

 

昨日は町の方へ少し出かけたのですが、畑に散水するためかタンクをトラックに積んで走り回っていたり、畑にホースなどの散水用の道具が置かれている光景を目にしました。

しかし、場所によってはしっかりと雨が降っているので、場所によってはほぼ毎日雨が降ることに悩んでいる方もいるかもしれませんね。

 

来週からは台風の影響で雨が降りそうな予報となっているため、乾燥気味なのは今週までとなりそうです。逆に雨が続き過ぎたり極端な大雨にならないか心配になります。

 

葉層の確保

現在のチャノキは上へと伸びる生育がいったん止まり葉を最大まで広げる生育段階となっています。芽を収穫するときは最大まで大きくすることは無いので、ここからの茶畑では一番茶や二番茶時には見ることが出来ない状態の芽を見ることが出来ますね。

この時期の茶畑はまるで緑色の海のようにも…。

鮮やかな緑色の葉っぱがワサワサと育っている光景はいつ見ても元気をもらいます。

 

ちなみに今年は芽が育つ時期に雨が少ない天候が重なり生育に影響が出ないか心配でした。

しかし今のところ目立った影響や被害は出ていません。正直もっと生育が停滞するかと思っていましたが、以外にも目の伸びが良くしっかりと葉層を確保することが出来そうです。

この葉層が来年の一番茶を作り出すため、最も力を入れて育て上げる部分になるのです。

 

今のところ良い状態で生育してくれているので、この状態を葉が成熟し濃い緑色になるまでしっかりと維持していきたいですね。