こんばんは。
昨日に続き本日も雨が降ったり止んだりの川根町上河内地区です。雨が降っている時間、雨量ともに昨日より少なめではありますが、川の水量は確実に増えましたし大地に潤いをもたらしてくれたことでしょう。
この雨によりチャノキも一段と良くなってくれることだと思います。
硬化が進む
今のチャノキは上部の方の葉っぱは最大の大きさになるまで広げ、すでに大きくなった下部の葉っぱは濃い緑色の充実した葉っぱへと硬化を始めている段階です。
そのため三番茶芽の生育が早く始まった畑から徐々に濃い緑色へと変化している最中になります。僅かな色の違いであるため意識しないと気が付かないかもしれませんが、畑ごとに微妙な色合いの違いを楽しめる期間なのです。
ただ、植物が生育するためには水分が欠かせません。光合成をしデンプンを作り出すときにも必要になりますね。
芽がちょうど育つ時に干ばつに合うと芽の伸びや葉の広がりが極端に悪くなります。何なら芽が伸びてこないこともあるほどです。
ある程度芽が育った段階であれば深刻な影響は出ないでしょうが、一切問題が無いとは言えません。また、乾燥傾向にあることでダニなどが増殖しやすくなり間接的に生育に悪い影響をもたらすこともあるのです。
雨前の時点でも徐々に硬化が進んでいる様子は見られましたが、今回の雨により適度に水分が補給されたと思います。乾燥傾向にあったことが解消され、さらに気温も若干下がっているため生育しやすい環境が整っているでしょう。
今後は僅かな期間で大きく茶畑の様子が変わっていくのではないかと思っています。