日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

硬化が始まった茶畑

こんばんは。

今日も暑さ厳しい一日となりました。極端な高温にはなっていませんが、毎日安定して気温が高いので過ごしやすい日がやってくることがありません。地味に疲れがたまっているので、熱中症などにはより注意して過ごしたいですね。

 

徐々に濃い緑色に

今週前半の時点では黄緑色が鮮やかだった茶畑ですが、なんとなく緑色が濃くなってきてるように感じます。

 

三番茶芽は収穫せずに育て続け来年の一番茶を育て上げる土台とします。

そのため新しく伸びた芽(葉っぱ)が徐々に硬化し、濃い緑色のしっかりとした葉に変化していく光景を見ることが出来るのです。

三番茶芽の生育が始まり三週間から四週間程度すると葉っぱが最大に大きくなり、その後50~60日後(生育開始から)にかけて葉っぱや茎が充実していくとされています。

ただ明確に生育段階が分かれているわけではなく、下の方の早く開いた葉っぱから硬化が始まるので時期的に見れば硬化が始まっていてもおかしくないでしょう。

 

実際に、生育の早い一部の畑のみですが若干緑色が濃くなってきたように思います!

 

完全に濃い緑色になれば三番茶芽の生育としては申し分なしです。

ただしこれからの時期は病気に感染していた場合、発症し葉に症状が見られ始める期間になります。潜伏期間が長いため、今の段階では元気に育っているように見えても少し経過すると病気が出始めることもあるので気が抜けないのです。

 

すでに念のための防除はしてありますが完全に防げるものでもありませんし、良い状態で育ってくれることを願うのみです。