日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

深刈り園の茶園直し

こんばんは。

今日はやや雲が多めの晴れの日となった上河内地区です。天気予報を見ると晴れマークのみだったので快晴になるかと思っていましたが朝から結構雲が出ていました。

 

ただ先週の時点では雨が続くことを覚悟していたので、少しでも日差しが届いてくれたことに感謝したいと思います。

 

そして気になっているのが台風7号の進路と影響。今現在の予報では予報円の中心がちょうど静岡県に直撃するようになっていますね(^^;)

ただ予報円自体がまだ大きいように思うので予報が変わる可能性もあるのでしょう。台風6号の時も急に北寄りへ進む予報に変わり、そのような進み方をしたので、今回もこまめに予報を確認するとともに台風がやってくることを前提とした準備をしたいと思います。

 

茶園直し

本日は深刈りを行った畑で少し手直しを行いました。手直しといっても作業による不手際があったわけではありません。

多分イノシシだと思いますが、刈り落とした枝葉を撥ね上げチャノキの上に乗っている状態になってしまったので、それを直す作業を行いました。

深刈り作業では大量の枝葉を刈り落とします。

通常のナラシや浅刈り程度であれば長くても半年程度で枝葉が分解されてしまうのですが、深刈り以上の深さになると枝が太かったり長かったりで分解に時間がかかるのです。

こちらの畑では深刈り作業を行ったのが5月中旬であり、まだ3か月しか経過していないため枝がほぼそのまま残っています。そのためより被害が大きくなったかなと思います。

この状態のままでは枝が乗った部分の芽が伸びてきません。我々から見ればそこまで重い物ではないのですが、育ちつつある芽から見ればかなりの重さがあるでしょう。

また日が当たらなくなりずっと濡れたような状態となるため、病気が発生しやすくなったり光合成が行えず葉が落ちてしまう可能性を高めますね。

 

そのため、このような被害が発生した場合は速やかに手直しするようにしています。

 

ここまでの撥ね上げをするのはイノシシになるかと思われます。枝を撥ね上げたのは食べ物を探していることによる結果だと思うので仕方が無いかなとも思っています…が、生息頭数の増加とともに被害も増えてきているので正直大変。場合によっては斜面を掘り起こされ軽い土砂崩れが起きたような状態になることもありますし、チャノキを掘り返されてしまうこともあります。

柵を設置するなどの対策も行っていますが、やはり一定頭数の捕獲を進める必要がありそうです。