日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

チャノキの手直し

こんばんは。

昨日は朝から曇り空、そして夕方から青空が広がったため気温が下がるかと思いましたが、結果から申し上げると霜が降りるような状況にはなりませんでした。

 

ただ、手元の温度計の最低気温は4℃。軒先での計測であるため、場所によってはもっと下がっていた事でしょう。また気温の数字的にも霜が降りる一歩手前です。

先日は急に気温が下がり霜が降りてしまいましたが、出来ることなら今日のような寒さがしばらく続き、次第に霜が降りるようになってくれれば我々も植物も寒さへ対応しやすいですが、そうそう都合よくはいかないですね(^^;)

 

暖房費などの節約のためもうしばらくはコタツのみで頑張り、安定して霜が降りるくらいになったら温風ヒーターの使用も始めようと思います。

 

チャノキの手直し

冬から春にかけて度々行うようになったのが、シカなどの動物に荒らされてしまったチャノキの手直しです。

近年、ニホンジカを中心に生息頭数が増えてきておりますが、それに伴うようにチャノキへの被害も発生。チャノキの手直しをする必要も出てきてしまいました。

地下部への影響も大きいイノシシと比べると、シカやカモシカによる被害はチャノキを踏み付ける程度であり軽微なようにも思われます。しかし、とにかく被害が多くなってきているのが厄介だったりします。

 

また踏み付ける程度の被害であったとしても枝葉は大きなダメージを受けます。1年過ぎれば被害を受けた箇所は回復しますが、それなりに時間がかかりますし何よりも一年で最も重要な一番茶シーズンに影響してしまうのが悩ましいところです。

 

と悩んでいても起きてしまったものは仕方がないので、せっせと手直しをするのみ!

踏み付けられた場所はチャノキの表面がデコボコになっているため、放置しておくと一番茶の収穫に影響が出てしまいます。枝はなるべく元の位置になるように戻し飛び出た枝葉は切り落とすことにより収穫などに影響が出ない状態にするのです。