日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

平年より膨らんでいるような芽

こんばんは。

昨日の朝は今シーズン初の降霜を確認しましたが、今朝に関しては霜が降りるまでには至りませんでした。ただ決して暖かくなったわけではありません。朝晩はもちろん、日中も寒く感じる陽気となっています。

 

少し前までは動けば汗ばむ陽気であったため、この頃の気温低下はより体に堪えます。そしてそれはチャノキも例外ではないでしょう。

今まで気温が高めで推移していたため、来年の春に伸びる芽は場所によってはかなり膨らんでいます。写真の場所は平年並みの大きさではありますが、場所によってはかなり膨らんできているところもありますね。

萌芽までにはまだ時間がかかる大きさではありますが、あまりにも膨らみ過ぎると冬の寒さや霜の影響を受けやすくなり、せっかく膨らんだ芽が凍ってだめになってしまうこともあるでしょう。そのため、ほどほどの大きさで越冬してくれると有難かったりするのです。

 

なお昨日霜が降りるくらいの状況になったので、さすがに芽のふくらみは止まったかと思います。

ただ、週間天気予報によっては再度気温が上がる予報も出ています。一旦気温が下がり、気温が上がると勘違いをして生育を開始させる可能性もあります。極端な暖かさが戻ってくることは勘弁してほしいものです。

屋外で育てる作物である以上、どうしても生育は天候に左右されます。

そして天候はコントロールすることが出来ないため、天候に振り回されつつもその時その時の最適を尽くしていくしかありません。といっても、越冬に向かいつつある現段階では全てをチャノキに任せるしかありませんが…。

 

今後の天候がどうなるかは分かりませんが、まずは本格的な冬を迎えられるのを待ちたいと思います。