日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

鉢植えお茶の木の剪定

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は一日を通して良い天気になりました。気温が上がった昨日と比べると若干気温が下がりましたが、風が穏やかだった分それほど寒さは感じませんでしたね。

 

今日は二十四節気のひとつ「立冬」ですが、冬らしさは一切感じることが出来なかったです。

ただ、来週くらいからは平年並みの気温まで下がる予報が出ています。急に気温が下がるため、平年並みの気温であったとしても体感的には寒くなったと感じるのではないかと思っています。

 

今後の気温低下に備え、そろそろ暖房の準備を始めるべきか少し迷っているこの頃です。

 

鉢植えのお茶の木の管理

10月末ごろから化粧刈り作業を行い一番茶の収穫前に行うチャノキの刈り込み作業はすべて終了しました。

その一方、鉢植えのチャノキに関しては特に手を入れていない状態でしたね。

 

鉢植えであること置いてある場所が軒先かつ壁際ということで気温以上に暖かく、遅い時期まで芽が育つ状況下であるため剪定を行うのを遅らせていました。

ただ、剪定を行わないと一番上の芽ばかりが伸びてしまい株の広がりが進まなかったりします。また充実していない芽の部分は冬の寒さに対しても弱いため取り除いてあげる必要があるかなと思っています。

 

そのため晩秋から初冬または春先に、枝の先端を少し切るくらいの剪定をしてあげると脇芽も伸びやすくなるのです。

剪定のポイントとしてはとりあえず充実していない部分(緑色の茎の部分など)は取り除きます。また、枝葉が込み合っていれば短い枝や込み合った部分の枝を切るのが良いでしょう。

 

上の写真のチャノキは剪定後このような姿となりました。

枝葉はなるべく残したかったので、枝の先端のみを少し切り詰めてみたところです。

 

なお枝の先端を切ると脇芽が伸びやすくなるため、来年の春はそれなりに芽が伸びてくるのではないかと思います。

挿し木で増やした枝替わりのチャノキであり、始まりは葉が二枚付いた状態の挿し穂から。10本程度挿し木したうち上手く根付いたのはこの一本だけであり、何とかここまで育てることが出来ました!

来年は一回淹れることが出来る程度の生葉を収穫出来そうですし今からワクワクしています。枝葉が増えることにより挿し木にも挑戦しやすくなるため、株を増やすことにも積極的に挑戦していきたいですね。