日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

畝間部分の枝葉をカット とにかく歩く裾刈り作業

こんばんは。

昨日はお昼過ぎに雨が降り作業を中断することになりましたが、本日は朝から夕方まで良い天気で推移してくれました。一時的に雨が降りそうな空模様にもなりましたが、結局降ることは無く済んでくれたので有難かったです。

 

なお18時過ぎには雨が降り出しました。短時間で止みましたが明日は一日雨予報なので事務的な作業を少し行い、体を少し休めたいと思っているところです。

 

裾刈り作業

昨日から始めた裾刈り作業。

チャノキとチャノキの間、畝間部分(裾部と呼んでいます)に伸びた枝葉を刈り落とし歩きやすくしたり樹形を整える作業になります。また結果としてですが病害虫の対策にもつながりますね。

これからの時期はダニなどが越冬するのですが、越冬場所として選ぶのがチャノキの裾部分。道路などに面しているところではよりその傾向があるようです。

裾刈りをしっかりと行うことでダニが越冬する場所を減らし、ダニの密度を低減させることにも繋がるのでは…とされています。

 

なお、昨年の秋の裾刈りではいつもより刈り落としを減らしました。これが原因だとは断言できませんが、春のダニの発生量はここ数年では多めな傾向であったため欲をかいてはいけないなと思った次第です。

もちろん気温などその他の要因も考えられるので、裾刈りをしっかり行えばダニの発生を防げるとは言えません。しかし、やらないよりはやった方が利点があるので、二番茶後(こちらは病気)と秋はしっかりと裾刈りをやろうと思っています。

上が作業前、下が作業後の様子です。

裾部分(畝間部分)のみの枝葉の刈り落としですが、これだけでもずいぶんすっきりした雰囲気に変わったかと思います。そのため作業してて面白くなってきますね!

 

なお刈り落とす枝葉の量が多いこと、一番茶収穫時に収容袋などが引っかからないようにすることから、この時期の裾刈り作業は往復刈りするようにしています。

往路で大まかに刈り落とし、復路でささくれたような所や刈り残しをカットするイメージです。

 

そのためとにかく歩きます。

スマホの万歩計を見ると本日は25,300歩との表示になっていました。枝葉を刈るのは機械がやってくれるので人は機械を操作、そして支えつつ歩きまくるのです。

ただし手押し式の機械の場合は機械を自分で押す必要があるため、より大変な作業になります。

 

我が家で使用しているのは自走式の機械であるため、エンジンの回転数を上げるとタイヤが回り進んでくれます。そのため、機械を支える程度で枝葉を刈っていけるのです。

 

そのため、裾刈り作業は使用している機械のタイプによって、労働負荷が大きく違ってくる作業になるかと思います。そして太めの枝も切れる刃であるため危険性もそこそこ高いでしょう。万が一転倒し、刈り刃と接触すれば大怪我は免れません。

 

こちらの作業も安全第一で進めていきたいと思います。