日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

葉面散布を実施

こんばんは。

ついこの間8月になったと思っていましたが下旬に突入。なんとなく8月下旬ごろになると「今年も残り少なくなってきた…」という思いが少し湧いてきます。茶畑の管理も冬へ向かっていく内容のものとなりますし、イベントなども一年の後半そして終盤にあるようなものとなるので、そんな感覚になるのかもしれませんね。

 

少しずつ秋の気配も漂い始めましたが、気温に関してはまだまだ暑い日が続きそうです。気温もそうですが、湿度が高いこともあり厳しい暑さになっているように思います。

熱中症の警戒アラートもほぼ毎日発表されていますし、体調にはお気をつけてお過ごしください。

 

葉面散布

今日はチャノキに葉面散布を行いました。7月中旬ごろから乾燥傾向だったこと、気温んが高めであることからチャノキへの負担も大きかったと思います。

そこで、生育を後押しする目的で葉面散布を行ってみることにしました。

 

ただ、当地区では葉面散布は活発に行われている作業ではありません。

基本的には施肥や土づくりでチャノキが育ちやすい環境を整えることを意識しているため、葉面散布よりも施肥で使用する資材の方に力を入れるようにしています。

 

しかしながら、近年は短時間に多くの雨が降ったり何日も降り続いたり、逆に晴れて高温になったり高温かつ少雨の日々が続いたり…。極端な天候になることも多くチャノキも大変だと思うので、そのような状況になったときに迅速に生育を支えられるよう葉面散布を行うのも良いかなと思い始めました。

ただ、葉面散布は今までほぼ行ったことがない作業になります。使用する葉面散布の資材によっても多少効果は違うでしょうし、どれほどの効果があるのかもやってみないとわからないですね。

また、資材や散布する日の気温や天気によっては葉っぱにダメージが出ることもあるのでその点にも注意が必要でしょう。

 

そこで今回は試験的に一部区画で葉面散布を行い、ダメージが無いかの確認と葉面散布をした畑とそうでない畑で違いが出るかを見てみようと思います。

 

ただ、一回だけの試験では違いがはっきり分からないことも考えられますし、葉面散布による効果なのか判断できない可能性もありますね。

そのため、最低でも3年程度は継続してみていく必要があるでしょう。

 

また使用する資材による違いもあるでしょうし、その点もいずれ試していきたいですね。