日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

草地の維持に欠かせない草刈りと刈った草の持ち出し

こんばんは。

今日も秋らしい陽気となった川根町上河内地区です。本日で敷き草作業を終えられるかなと思っていたのですが草を集めるのに思いのほか時間がかかってしまったので、完全に終わらせるには残り半日ほどの時間が必要となるかと思います。

明日はお祭りの準備があるので、作業の再開は来週になってからになりますね。お祭りが終われば落ち着くので

 

草地の維持のためにも

草を最低年に一回は刈ること、そして刈った草をほかの場所へと持ち出すことが草地の維持や草地の環境保全のためには欠かせません。

もし草を刈らないと繁殖力が強かったり草丈が高かったりする特定の植物ばかりが繁茂し、草丈の低い植物などが生育する機会が減少してしまいます。そうなると植生の多様性が失われますね。

これと同じように、刈った草を持ち出すことは地面にしっかりと光を届けることになり発芽などに光が必要となる植物が育てるようになりますね。

ちなみに茶草として主に利用しているススキは地際で刈ることで新しい芽へと更新することが出来ます。やや高い位置で刈った方が生育が良くなるかと思いましたが逆でしたね。

しっかりと草刈りを行い芽を更新させ、草を持ち出し光が良く当たるようにした方が生育が良かったです。

 

持ち出した草は茶畑に敷くという有効的な利用方法があります。内容自体は地味ですが草刈りそして草の持ち出し作業には様々な利点がありますね。