日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

膨らむお茶の芽

こんばんは。

二週間ほど前と比べるとずいぶん秋らしくなったこの頃ですが、一気に季節が進むことは無く一旦進み方が停滞しているように思います。変化がある時は急であり、それ以外の時はあまり変わらないような印象を受けますね。

今後冬へ向かって季節が進む時も急に気温が下がるのではないかと思ってしまうので、体調管理などには気を付けて過ごしたいものです。

 

膨らむ芽

一昨日で敷き草作業が終了、昨日は所用があり農作業からは離れていました。

本日からまた農作業の方も始めましたが行ったのは主に草取り作業と見回りです。そして、獣害対策として箱罠の設置なども行いました。

 

現在は有害捕獲の許可が出ているため捕獲を行ってる形になりますが、来月からは猟期が始まります(当地区では茶畑の大半が鳥獣保護区になっているため有害捕獲を出してほしいのですが)

そのため農作業というよりも、農地や山林保護のため捕獲などの行為にも本格的に力を入れていくことになるでしょう。シビアな季節が始まります。

 

チャノキにとっては今後は休眠の季節。

ナラシ以降、来年の春に伸びる芽が少しずつ膨らみ、さらにこれからももう少しだけ膨らむと思いますが一旦眠りの季節に入る事になりますね。

この写真の芽が来年の春に伸び一番茶となってくれます!

とても小さいですが、内部では芽が伸びた時に開く葉っぱが作られています。収穫までにまだ行う作業がありますが、必要最低限度の作業はすでに終えているので今後はとにかく待つ時期であるともいえるでしょう。

 

今後冬へと季節が移り変わる時に発生しやすくなる急激な気温低下や寒さによる凍害、春先の霜害、収穫前の雹害など、発生すると大きな影響が出てしまう気象災害を乗り越え、初夏の収穫を迎えると事となります。