こんばんは。
今日は朝から静かに雨が降り続いている川根町上河内地区です。雨の一日かつ気温も低めだったので、思い切ってコタツを出しつつ大掃除を行うことにしました。
なお、平年よりも1か月ほど遅い暖房準備です。
それだけ気温が高いのでしょうが、気温の推移をグラフにしてみると意外な傾向が見えてきました。
秋の気温推移
チャノキは気温が低下すると共に生育も停滞し、一定の気温を下回ると生育が止まり休眠へと入っていきます。そして秋はナラシ作業を行い、翌年の一番茶に備えチャノキの表面を整える時期でもあります。
作業時期が早すぎたり気温が高い状況が続くと、作業した後に芽が伸びてきてしまう「再萌芽」という事が発生することもあるので、気温を考慮しつつ行う必要がありますね。
ただし、地域によって気温は違いますし年による違いもあります。さらに地球温暖化による影響もあるので、昔からの経験則も通用しなくなりつつあるように思っています。
このような事もあり数年前から最低気温と最高気温を手元の温度計で計測、記録し続けてきています。今回は直近4年間のみではありますが、グラフにして見比べてみることにしました。
最高気温そして最低気温と分けております。
注意点として、手元の温度計によるものなので正式な計測によるものではありません。気象庁のデータなどとは乖離があります。ただし、計測場所は変更せず同じ場所で続けています。
なおグラフにしたのは、秋冬番茶あるいは刈り落とし秋のナラシシーズンに合わせ9月20日から10月末までの期間としてあります。
また所用や体調不良などにより記録できなかった日があり、データが抜けている日がある事もご了承ください。
このように見比べてみると、今年は気温が高めだとは思っていましたが実際に最高気温は高い状態で推移。ただ最低気温に関してはそこまで高くなく、もっと高い状態で推移している年がありました。昼夜の寒暖差が大きい年だったと言えます。
また今年は気温が下がりしばらくはその状態で推移、しばらくするとまたガクッと気温が下がるような傾向があるようにも思いますね。
正直、現段階ではチャノキの生育とこの気温の変化に明確な相関関係を見つけることは出来ていません。まだまだ気温のデータが不足していますし、気温の数字だけでなく安定して暖かかったり高い状態が急に低くなったりするなど気温の変化の仕方も生育にかかわってくるので、傾向を掴むためには長い年月が必要になるのは確実です。
しかし、いつか少しでも役立つことが出来ればと思いつつ今後も出来る限り気温の記録をしていきたいと思います。