日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

冬の茶畑

こんばんは。

今日はクリスマスイブ。特に用事はありませんが、クリスマスがやってくると2023年も残り僅かとなったことを実感します。今年は曜日感覚が一週間ほど遅れているため、時間の流れがいつも以上に早いなと感じているところです。

12月上旬から中旬にかけて気温がやや高い状態で推移したことも影響しているかもしれませんね。

 

冬の茶畑

冬になり霜が降りて白い茶畑が見られる日も増えてきております。

12月上中旬はやや気温が高く霜ではなく朝露が降りた事の方が多かったですし、冷え込んでいる最近は風が強かったため以外にも霜が降りにくかったです。しかし、今朝はややきつめの霜が降りましたね。

日陰ではお昼ごろまで霜で白くなった状態が続いていました。

 

上の写真の畑は山の斜面にある茶畑ですが、傾斜地であるため畝の真ん中あたりを境にして半分ほどが早く霜が融けたりそもそも降りなかったり。もう半分は融けるまでにやや時間がかかったりよりきつい霜が降りたりしますね。

同じ畝であっても僅かに傾斜が付いていることや畑の向きにより、これだけの違いが生まれるのです。

なお、この違いは春の芽の生育にも影響を与えます。その年の気温や天候によっても違うため一概には言えませんが、斜面上側の畝の半分は生育がやや早く下半分は生育が遅かったりします。その生育の差があまりにも大きい場合は、半分ずつ収穫を行うこともあるほどです。

 

そして冬の茶畑では霜で白くなったチャノキだけでなく、霜柱が出来た地面を歩くのもちょっぴり楽しみだったりします。

気温は低く地面からも冷たさが伝わってきますが、冬しか味わえない感覚と音になります。寒くなければ目にしたり体験することが出来ないこともあるので、寒さそのものも個人的には嫌ではありません。特に朝方の冷え込みは好きだったりもします。