日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

改植の準備作業 第一段階が終了

こんばんは。

今日は朝からやや弱めの雨が降り続いている川根町上河内地区です。気温は日中でも10℃未満。20日の季節外れの暖かさと比べるとずいぶん違います。ただ、雨が降っていることもあり体感的にはそこまで冷えているような印象は受けませんでした。

 

なお、20日の気温は2月としての最高気温を更新した場所が多々ありました。ただ、川根本町は記録の更新となりませんでしたので、過去を調べてみた所2009年の2月14日に観測一位の気温を記録していました(なお20日の気温は第二位になっていましたね)

 

2009年と同じような天候になるとは限りませんが、記録が残っているという事は過去の状況をしっかりと知ることが出来るので参考になる点も多いかなと思っています。ちなみ2009年は梅雨の期間が長く梅雨明けが特定できなかった地域もあった年だったようです。

 

梅雨明けの頃から三番茶芽が伸び次の年の芽を育てる土台となるため、ちょうどその時期に雨が続いてしまうと病気が発生する可能性が高まります。病気の大半はカビ由来であるため高温多湿な環境で発生しやすくなりますし、今年もそのようになってしまうと少し厄介ですね。

 

改植の準備作業

少し前の出来事になりますが、改植を予定している畑の準備作業の第一段階が終了しました。大半のチャノキはパワーシャベルで伐根してありましたが、一部は根元から手作業で切る必要があり少しずつ進めていたところです。

写真の左側上部の部分になりますね。

パワーシャベルで伐根出来ないことも無いですが、伸びている状態だと作業が大変になってしまいますし、地味に傾斜がある部分なので(写真だと分かりにくいですが)何かしら植物が根を張っていた方が安定性が高くこの部分は根元から切る対応をすることにしたのです。

 

そしてその部分のチャノキの伐採がようやく終了。

これにて改植に必要な準備作業の第一段階が終了したことになります。

あとはチャノキをもう少し乾燥させた後、焼却するのが第二段階の作業となり、第三段階として地中に埋まった根っこや枝を拾いつつデコボコを解消させることになります。

 

今回の改植はそこまで急ぎではないので、状況をしっかりと考慮しつつ時間をかけて丁寧に作業を進めていく予定です。