こんばんは。
今日は手元の温度計で最低気温が0℃、最高気温が15℃となりました。朝は寒さ厳しく厚着をしないと外に出るのがしんどかったですが、日中に関してはこの時期らしく過ごしやすかったかなと思います。
ただ、昨日と今日は若干風が強かったです。気温が高い分(真冬と比較して)そこまで体温を奪われるような感覚にはなりませんが、この時期は強い風が吹くと花粉が飛びやすくなるのが少し辛いですね。
まだまだ花粉飛散前の木が見られるので、もうしばらくは頑張って対応していきたいものです。
カンザワハダニの防除
今日からカンザワハダニ、通称赤ダニの防除を開始しました。
ただ、チャノキの表面上ではほとんど姿を確認できません。痕跡が見られた葉っぱもあるにはあるのですがダニの姿は見られなかったので、先日の激しい雨で流されてしまったり水滴で窒息したのでは無いかと思われます。
※チャノキの表面は越冬する場所として適していないので、この時期にはあまりいない傾向もあるにはあるのですが…。
何か所か確認したところチャノキ表面上は防除が必要となるような水準では無いように思いました。が、道路沿いの裾部分では姿がそれなりに見られましたし動きも活発であったため今後増殖する可能性が高いと判断、全面的な防除ではなく場所を絞って重点的な防除方法で実施することにしました。
なお冬越しするダニはチャノキの表面の葉っぱではなく裾部分の葉っぱで越冬する傾向にあるとされています。それも南側を中心とした日当たりの良い部分や道路沿いなどの気温が上がりやすい場所で越冬していることが多いですね。
そのため、この時期防除が必要になるのかの判断も裾部分を重点的に確認し、そこでの生息頭数や活動状況を考慮し決めています。
今年は昨年と比べると全体的な生息頭数は少なめかと思います。
ただ、暖冬傾向であったためすでに活発に動いていましたし、場所によっては繁殖しつつあるような痕跡も見られました。雨のお陰で多少発生が抑えられていると思われるので、逆に今年が少雨傾向だったらかなり繁殖していたのではないかと思われます。
この時期に防除し発生を少しでも抑えることが出来ればその後の管理が楽になりますし、何よりも天敵たちの力も借りやすくなります。カンザワハダニの発生がピークになるのは5月から6月にかけてなのですが、多発させた状態だと天敵が活動するようになっても生育に影響が出てしまう事が多く、チャノキの生育に悪影響が出てしまう事も…。そのためには、まだ天敵たちが活動し始める前のこの時期の対策が重要なのですが、過剰な防除はせず、かと言って甘く見て対策をしなかったことにより多発することがないよう適度に手を入れることを心掛けています。