日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

一年前と比較して

本日は3月28日。3月も残り少なくなってきましたね。

今月は私にとって法人の設立へ動いたりとなかなか充実した1か月間であったと思います。まだ設立後に行う事務作業の一部は残っているのですが、それでもだいぶ落ち着いてきたところです。ただ手続きをして終わりではなく運営していかなければならないため、これからが本当の勝負とも言えますが…。

 

もう間もなくやってくる4月。4月になれば一番茶シーズンに突入していく事が考えられるため、一年間の成果が出る時期がやってくることになります。期待もあれば少し不安な所もある複雑な感じですね。

 

そんな気持ちがふと湧き上がってきたことをきっかけに、過去の今頃の状態を少し振り返ってみることに。一年ほど前の今の様子がこちらでした。

場所によっては芽が萌芽しつつある状態であり、平年と比べるとかなり生育が進んでいた印象を受けます。

なお、下の写真は数日前の今年の写真です。少し時期が違っていることを考慮しても、芽の大きさがずいぶん違っていますね。こうして見比べると昨年の生育はずいぶん早い時期から進んでいたことが分かります。

 

今年の生育は昨年と比べると遅れていますが、それでも平年並みくらいかなとは思います。ただし、それは今のところの状態であり今後の気温次第では一気に生育が進む可能性もありますし、逆により遅れることもあるでしょう。

生育の進む速さは気温に大きく左右されるため、現段階では今年の収穫が平年と比べてどうなるのか分かりません。が、あと一か月もすれば茶畑は一番茶芽がしっかりと伸びている状態になるのはほぼ確実でしょう(遅霜や雹などの気象災害による影響で芽がダメージを受ける可能性もあるため断言はできません)

 

まだ予定している農作業はありますが、これからは芽が育つのを待つのが主な仕事であると個人的には思っています。今までやってきたことを、チャノキ自身の力を信じて一番茶シーズンの到来を待ちたいと思います!